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トカトントン 2.1

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2010/07/24
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カテゴリ:音楽
yamori01:風のブランコ
02:アイツは俺を知っている
03:Both Sides Now
04:嘆きの淵にある時も
05:ただいまの歌
06:Beautiful Dreamer
07:旅の宿 08:恋愛宣言
09:死んだ男の残したものは
10:温泉に行こう 11:Going Home
12:わたしたちの明日 13:あなたと歌おう

■矢野顕子と森山良子、ふたりのヴェテラン・シンガー・ソング・ライター(VSSW)がタッグを組んだ時、たとえば岡林と拓郎がそれに挑んだとしても、決して負けない力強さを感じてしまう。それは子供を育てて、何万回も晩御飯を作り、なおかつ現役のミュージシャンで居続けている女性の貫録みたいなものが全編に溢れているからである。

■テーマはフォークソング。ざわわざわわもこの広い野原いっぱいも入ってはいないが、エバーグリーンという語感は歌い手の年齢に左右されることはないということを実証するかのような13曲。岡林のM4も拓郎のM7も女性に歌われることによって、普遍性が際だつように聞こえるのは新たな発見。とりわけジャジーかつボサノバ風の『旅の宿』の名曲感はひとしお。

■恥ずかしいことなんか何もないふたりなのではないか。いやふたりだから何でもできるのかもしれない。『孫悟空のように雲に乗り、アラジンのように空を飛ぶ。白雪姫のようにめざめ、海賊と恋をする。 (M1) 』 こんな歌詞を歌うには10代や20代や30代の女性では役不足のようにも感じてしまう。

■かと思うと、『白いメシに玉子ぶっかけてしょうゆひとたれ それにたくあん2切れと出がらしのぬるい茶でもありゃ オレの人生カンペキさ (M2) 』 とくる。この落差あふれる人生観が冒頭の2曲に整然と並んで何の違和感も与えないのはどちらも地に足のついた女性から発散される実感としてのつぶやきであるところから来ているのではないか。そして3曲目がジョニ・ミッチェルの『青春の光と影』だなんてちょっと出来すぎの感もある。

■そんな序盤の2曲と終盤の2曲が秀逸。矢野のM12にはただいまもごはんができたよもまたあおねも何度も何度も経験してきた人生的な強度が詰まっているし、森山のM13には甘いも辛いも酸っぱいも全て愛おしいと感じられるような全方位的な食感(触感)が詰まっている。

■子供の頃、まだわたしの家の近所には沼があって、そこで遊んでいるとたまにあのにょろにょろしたやもりに遭遇することがあった。それはあまり可愛らしいものとは思えなかったのだが、一人前の女性たちは突然それを見かけたとしても、女の子のようにキャーなんて悲鳴をあげることなんかないんだろうな。きっとしっぽなんかつまんで、おいしそうねなんて言っちゃうのかもね。





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Last updated  2010/07/25 01:51:38 AM
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