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カテゴリ:音楽
01. プロロローグ
02. ヒマの過ごし方 03. クラッカーMC’S 04. プロテクト・ヒム(フロム・ホワット・ヒー・ウォンツ) 05. キック・イット,ジョーズ 06. トリオ・ザ・キャップス改 07. 後者~ザ・レター 08. ついてる男 09. ワイルド・ファンシー・サンプラー 10. そ・れ・ば・な 11. リトル・バード・ストラット 12. 彼方からの手紙 ■ほぼ日でちょっと前まで連載されていた彼方からの手紙2010夏が面白かった。糸井重里とスチャダラパーのボーズが名盤 Wild Fancy Alliance について語り合うという企画で、このアルバムが心のベストテン第3位くらいに入るわたしはふたりの語りを読みながら、うなづいたり、ほくそ笑んだりしながら、またこのアルバムを引っぱり出して何度も何度もリピートした夏の終わりだ。 ■このアルバムを含めた初期のSONY時代の5枚がリマスターされてボックスで再発されるそうだ。限定って言われると、どうしても買いたくなっちゃう物欲のテトリス状態を経験した者としては気になってしょうがない。特にこの「Wild Fancy Alliance」 と「スチャダラ外伝」は欲しい。もしも5枚の中に「5th Wheel to the Coach」が入っていたら絶対買うだろうにな。 ●この対談を読んで初めてわかったこと ・「クラッカーMC'S」はあたり前田のクラッカーからきている ・「Kick It JAWS」は聞き上手のことだった ・「後者 The Latter」と「ついてる男」は2曲で1セットだった ・「そ・れ・ば・な」はそれていく話のことだった ・レコードを買うつもりでアキバに行って帰りに冷蔵庫を買ってしまうのは小沢健二のことである。 ・ケンちゃんポーズで決め!のケンちゃんポーズというのは志村けんの「アイーン」である ●この対談を読む以前に気がついていたこと ・「夜になったらどうすんですか」「夜になったら寝るんです」というセリフは「北の国から」の黒板五郎が純に言うセリフからきている ・サマージャム’95の「誰のせい それはあれだ 夏のせい」という決め台詞がもうすでにこのアルバムの中に登場している ・歌詞の中に登場してくる大木君(おーやん)はフィーフィというあだ名で呼ばれている。もちろんそれは欧陽菲菲からきている ■「彼方からの手紙」は何年たっても名曲という名のマスターピース。川が海につながっていることを確かめに歩いていく。3時間歩いたあとで、そもそも川のはじまりってどこのことだろって誰かが言う。するとそれが気になって今来た道をみんなで引き返していく。3番の歌詞の中盤のたたみかけるような言葉のつながりは感動的でさえある。 ■「スタンド・バイ・ミー」は死体を探しにいく少年たちの旅だった。線路を歩いていて誰かが電車にひかれそうになったり、おなかがすいて途中でみんなで寝っ転がってパンやおにぎりを食べたり、少し女の子の話をして冷やかし合ったり。そもそもの目的なんか忘れてもいいくらいちっぽけなもので、結局今でも思い出すことができるのは旅の途中の様々な出来事の方で。 ■あー、あいつも来てればなぁという気分はそんな思いを共感できるともだちがここにいてくれたらなぁという気持ちからきているのだろうか。それとも特定の誰かにこの思いを共感して欲しいという気分からきているのだろうか。はっきりと後者だと答える自信はないけれど、時々すごく寂しくなってしまうような夜には彼らが歌うあいつって自分のことなんじゃないかなんて思ってしまうことがある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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