■カップ被れば魚の仲間♪海から上がった感の種市先輩が凛々しい。背が高くて、目が切れ長で、あごのラインが美しい。命の源っつーか、人類も動物なんだっつーか、基本っつーか。そんなわけのわからない例えをしたってイケメンが言えばなんか説得力っつーか、そーゆーもんを感じる。
■だからアキちゃんもうかうかしてはいられない。そんなかっけー彼氏をユイちゃんにとられたら。恋愛のかけひきとかテクニックとかに関しては、経験値が月とすっぽんくらい違うように見える彼女のスイッチが入ってしまったら。どうしていいかわからなくなると海に飛び込むアキを見ると、魚の仲間っつーか、人類も動物なんだっつーか、恋愛の基本はじぇ・じぇ・じぇらしーっつーか、そーゆーもんを感じる。
■そんな種市君を心配して様子を見に来たのがピエール瀧である。革ジャンである。デニーロ感はほとんどなく、小林感がいっぱいである。彼が参考にしている小林薫はおそらく「イキのいい奴」である。ちなみに海女は息が長くていいわよねって言ったのは鈴木京香である。ともあれ、この後、無頼鮨北三陸支店が開店する予感もする。
■アキが太陽で、ユイが月なら、勉さんは空気である。気配を消しているわけでもないのに、そこにいることを意識させない。でも、久しぶりに戻ったその場所に一番いないと物足りない人である。琥珀は英語でアンバーと言うのだそうだ。彼もまた南部アンバーだということだ。そういえばミズタクはそろそろ彼に会いに来たいと思わないのだろうか。枝豆のないビールはなんだかとっても味気ない。
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