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「少しだけドレス・アップして行くことね・・」
祖父の法事のために帰省していた娘から、バースディ・パーティとして、思いがけずに超一流フランス料理店に私は招かれた。 ビロードの真っ赤なドレープカーテンが、父の葬儀などで疲れきった私を現実に引き戻す。 「おめでとう!! 乾杯!」はじけるような家族の声に、私はたじたじ・・・。 自分ではゼッタイ食べられないようなコースのお料理に、夢のような醍醐味。 本当にお料理の一つ一つが丁寧に創り上げられ、見ごたえ十分で、素晴らしく美味しい!! コース料理始まって2時間が既に経過していた。 デザートの前の「お口直しデザート」 すると、ソムリエご一行さんが大きな花束と、ローソクの灯ったケーキ、そして、大きなプレゼントを 「お母さん、おめでとう!!」娘からの本当に思いもかけなかった、カードと花束などなどで、 私は嬉しさでおお泣きをしてしまった。 嬉しさと父の葬儀などで心がはじけてしまったのかもしれない・・・。 あきれ返ったのは娘、こんなに大泣きしている母親の姿に「やれやれ」というようだった。 大泣きしたのも束の間。 「あら~、ケーキの言葉が・・・」娘が見つけて、大笑い・ 見ると「たこりん、おめでとう」という文字が・・・ 「とこりん」ですが・・・ 困ってしまったのはボーイさん・・・・ これで大爆笑!! 「大丈夫、大丈夫、これからは、たこりんで生きまーす」 ・・・・ひよっとすると、泣いてばかりいる母親の私を元気づけるための娘の優しい、ハプニングだったのかもしれない ドチラでも、たこりんは頑張ります! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年06月11日 15時07分24秒
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