カテゴリ:リョウの備忘録
◆ブルーオーシャン戦略◆
仏INSEAD(欧州経営大学院)のW・チャン・キム教授らが提唱したのが 「ブルー・オーシャン戦略」である。 境界線が確定した既存市場で血みどろの市場争奪戦に明け暮れる“レッド・オーシャン”。 それに対して“ブルー・オーシャン”は、既存産業の枠組みを超えた 未知の領域に創出される、競争のない新市場である。 と言うことだが… 例えば、ブルーオーシャン戦略は、タレントの世界では常識ともいえる。 目新しさやオンリーワンがなければ、タレントではない。 では、タレント業界に競争が無いかというと決してそうじゃない。 競争の激しい人気稼業である。 つまり、ブルーオーシャン戦略だと競争が無いというのは、正確ではない。 ブルーオーシャン戦略と言うのは、言い換えると、 新しいタレント領域をつくって世に出るということである。 でも、これが難しい。 新しいタレントが世に出てくるときのように、今までに無い、変わったことを やるのは、今までに無いからこそ、考えつくのが難しい。 これができたからこそ、タレント=能力となれるのだ。 誰にでもできたら、タレントではない。 と言うことは、発想の転換が新市場を創るのは確かだが。 発想の転換は、非常に難しいということだ。 ☆ブルーオーシャン戦略の事例☆ …………………………………………………………………………………………… 「サイト運営で大切なのは現場に行くこと」 ◆◇◆ ◆ 一休 社長 森 正文氏 ―――――――――――――――――――――――――――――――― ■‥‥「数を目標にした営業はしない。新たな挑戦で楽天などとの差別 化を進める」と独自路線を貫く考えだ。 ■「‥‥私も一社員としてホテルや旅館を訪ねています。旅館のおかみ さんに会えば、景気も周囲からの評判もわかります。ある旅館から 『上場したからって収益をあげるために変な旅館入れないでよ』と言 われ、契約する施設を改めて見直すこともありました」 ■「‥‥誰も泳いでいない海は水も透明できれい。でも色々な人がかぎ つけて、たくさんの人が来るようになると、海は汚れる。小さくても いいから、だれもいないきれいな海で泳いで、そこから(既存事業と の)関連を生み出していきたい。宿泊予約と結びつけた通販など人が やっていないことをやろうと考えています」 ────── ∞ ────── ∞ ────── ∞ ─────── ●記事に掲載されている一休の業績を見ると、右肩上がりで伸び続けて います。2007年3月期は、 売上高 22億円 経常利益 13億円 で、いずれも過去最高を更新する見込みとのこと。 一休⇒ http://www.ikyu.com/ ●社長の森正文さんは、 「ブルーオーシャン戦略でいきたい」 と言っています。 ●ブルーオーシャンとは、まだ誰も泳いでいない、つまりまったく競争 の無い海のこと。この反対が、血みどろの戦いを繰り広げるレッドオ ーシャンです。 ●老婆心ながら、誤解の無いように申し上げると、ブルーオーシャン戦 略とは、 ・まったく同業他社のいない業界を探して事業を起こすこと ではありません。 ●例えば、「宿泊予約サイト」は一休以外にも、楽天、ヤフーなどの大 手モールも運営していますね。 そんな中で、「戦わずして勝つ」ことを志向するものです。 ●一休は、高級なホテル・旅館に特化することで、それを成功させまし た。ただし、単に名前だけでホテルや旅館を選んでいるのではありま せん。 ●森さんは、インターネットで商売をしているからこそ、 「現場に行くこと」 を重視しています。仮想空間でのビジネスには、リアルのナマ情報が 欠かせないのです。 ●一休のサイトに掲載されていることを誇りに思っている旅館の主人も いるでしょう。彼らは、 「変な旅館入れないでよ」 と森さんに注文してきます。そこに楽天、ヤフー等他のサイトとの大 きな違いがあるといえるでしょう。一休は「特別な存在」になってい るのです。 ●さて、あなたは、あなたの顧客が誇りに思うような、 ・特別な価値 を提供しているでしょうか。 ●レッドオーシャンで最終的に勝てるのは、巨大な資本を持っている企 業のみです。中小零細企業は、 ・よそが持っていない価値を創造する しか生きる道はありません。現場に密着して智恵を絞りましょう。 …………………………………………………………………………………………… 必見!消化酵素 サラリーマン・OLのための病気にならない生き方 …………………………………………………………………………………………… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.04.21 10:21:32
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