笑顔の認知症

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  新しいのが欲しいな

  さて、今日はお昼ご飯を母と一緒に食べた後、２時ごろから頭のトレーニングとして、ジグゾーパズルをしました。前半は私の方が夢中になってしまいました。パズルはまとめて種類買っていたのですが、全て完成したので今回は１度作った物を壊して再チャレンジしてもらいました。近所に売っているところが無いし、母も「もったいないから、もう一回同じのやるから。」と、言っていたので甘えてしまいました。でも、２人で一緒に「できた～」とか「すごい！はまった。はまった。」なんて、わいわいやっていた時は良かったんですが、母一人でやり始めて、２０分ぐらいしたら「もう、あきた。辞める。」と言い出した。私「もう少しで完成じゃん。どうした？」母「もう、いいよ。なんか、同じの飽きたよ」・・・・・はいはい。やっぱり、一度完成したものは興味が薄れるんですね。明日、買いに行ってきますよ。丁度、明日は病院に母と行く日だし。近くのホームセンターに行きましょうかね～母の喜ぶ顔が見たいので、あすはいっぱいパズルを買いますか♪母のお気に入りの作品の一部。可愛いのがすきなようです。一番左のわんこは色使いがはっきりしていてやりやすかったみたい。初めてチャレンジした作品です。もうすぐ完成だ～！頑張れ！（半分以上は私がやってますが・・） 

  2007年06月01日

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  １回で２度嬉しい

  今日から６月に入りましたね。今朝は梅雨空です。在宅で仕事をするようになったので、雨の日の通勤がなくなった！！いい事ひとつ発見です♪さて、おとといの日記で、母がお金を何処かにしまいこんで、見つからなかった話の続きを・・・デイから帰って二人で探しました。・・・・見つかりました！大体、隠す場所のパターンは分かっていたのですが、時間がなくて焦っている見つからないものです。押入れの中に。母のふるーいバックの中に。新聞の広告にしっかりと包んでありました。計５万円也。今月の生活費の一部です。お金は私と弟が管理しているのですが、食費関係だけは母がやっています。と、言うより昔から母の中で「１日２千円で暮らす」というのが、習慣になっているようです。母は自分が認知症とは分かっていないので、「家計管理は私が！！」との思いを強く持っています。私も母が自分で出来ることは継続したほうが良いと感じたので、フォローを入れつつ見守っています。で、お金が見つかった時。母「よかった～！お金あった～！」と、非常に喜んでいました。早速見つかった５万円を財布い入れます。そして、なんかゴゾゴゾやってます。今度はお財布が入ったいつも使っているバックごと、押入れの奥のほうに仕舞い込んでます。私は見て見ぬ振りをし、夕飯の準備をしています。以前ならここでチョット爆発してました。私「何で又しまうのよ。又見つからないって困るじゃない！！」って。３０分ほどして案の定「財布が無い・・・」と言い出した母。私「押入れとか見た～？」ゴソゴソやる母母「あった～。よっかた～。本当に嬉しそうな顔してます。さらに私が「良かった。良かった。」と一緒に喜ぶ振りをすると嬉しさ倍増している様子。さっき見つけたことはすっかり忘れています。・・・・そうか！！・・・昔のキャラメルのＣＭじゃないけど、１つの事で２度嬉しいのね。だったら、もの探しも捨てたもんじゃないかもな・・・チョット発想の転換してみることにしました。５回も６回もだとキツイかもしれないけど、２～３回なら大丈夫。付き合って喜べそうな気がします。新発見の出来事でした。 最後までよんでくれて有難うございます。もし良かったら、これを→ポチッと押してくれると嬉しいです。

  2007年06月01日

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• 体調管理って

  先日、ちょっと肌寒い日の出来事。私も夫も長袖のトレーナーをしっかり着ていたぐらいの温度の日。母の所に行くと、なんと半そでのＴシャツに７部の夏のズボンをはいております。何故か、しまってあるものに限って、出してきます。私「なんてかっこしとるの？寒いでしょ。」母「ぜんぜん寒くないもん。熱くて熱くてほっててるもん。」初登場・・弟「俺が長袖着ろって言っても聞かないんだもん。」母「だって寒くないんだもん。いいでしょ！人の事は！！」手を触るとホントにあったかい。でも・・・気になったので体温を測ってもらうと、なんと！！３４．９度しかない！きっと、体温が低すぎて体がほってっているのかも・・・よく見ると鼻水たらしてるよ～ももしき、ばばしゃつ、トレーナー、ズボンにホカロンを用意。でも又これが、素直に着替えないんだな～説明してもムッとした顔して「あんたの言ってる事分からない。」ってむくれるし・・・・そういえばこのトレーナーは弟が以前買ってあげた物。そこんところを親心を刺激するように言ってみた私「このトレーナー随分着てないね。××（弟の名前）がお母さんにって買ってあげたのに・・・××がお休みで家にいるときに着てあげたら喜ぶよ。ね。」母「そうだね～。たまにはコレ着るか・・・」ようやく着替えると、ほてりは収まって体温も平熱に上がってきました。言葉だけを信じちゃいけないな。介護はまずよく見ることから始まるんだな・・・・と思ったのでした。

  2007年05月31日

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  手段変更

  本日も母をデイに送り出し（９時半）、バタバタしていたらこんな時間になってしまった。毎朝、私は母のところに行くのですが、そこで毎日同じ光景が目に入ってきます。それは、昨夜弟が飲んだビールの空き缶達・・・リビングのＰＣデスクの上に１本、テーブルに１本、ダイニングの食卓に２本・・・・どういう経路で飲んでいたかが、手に取るように分かる置き方です。缶を取ろうとすると「パキッ」っと言います。しっかりテーブルにくっついているんです。これが、毎日です！！！！わかりますよ～。仕事でへとへとになって帰ってきて、夕飯のおかずを肴に大好きなビールで先ず一杯。至福のひと時と言うのは・・・で、メールチェックしたり、ネットみながらもう１杯。そして、最後にテレビ観ながらもう１杯。そこで、力尽きて布団に直行してしまうと言うのは・・・何回か「さげろー」と言ったのですが、「へいへい。」と軽く言われて、翌朝もあるんです！弟の帰宅が遅いのであまり顔を合わせる時間が無いので、考えました！どうせ毎晩ＰＣは見るのだから、これをデスクトップに勝手に変えちゃいました。で、今朝母のところに行ったら、見事！！！ビールの空き缶はゴミ箱に入っていました。メデタシめでたし！これからも、この方法使えるかも・・・・ふふふだって、家族の協力がないと、やっていけないもん。こんな小さな事だけど、介護する人にとってはちりも積もれば山となるんです。助かるんです。一人ひとりの小さな協力が一番大切なんですよね。

  2007年05月31日

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• 時間がないっ！！

  今朝は私が送迎するデイサービスに行く日。出発の１時間前には母の所にいないと、時間通りには家を出れません。以前、仕事を切り上げるのが遅くなり、３０分前に迎えに行って、母を急かせたら、「もうヤダ！行かない！行くもんか！」と怒り涙をポロポロ流して座り込んでしまったのです。さて、今朝の母は自分なりに準備をしていたのですが・・・・洋服がトンチンカンな格好です。水色のセーターに青いブカブカの半そでのポロシャツみたいなのを着ています。私「ど、ど、どうしたの？その格好。」母「だってよく若者は長袖の上に半そで着るじゃない。だから良いんだよ！！」ん～確かにそうかもしれないけど・・・ここで怒らせると面倒な事になるので、ご機嫌をとりながら、どうにかして半そでだけは脱いでもらいました。これで約１０分経過。で、薬を見ると飲んでない！飲ませるのに５分。プールに入るのになぜか、水泳帽を昨日入れてあるのに、お風呂のシャワーキャップが入って入る。水泳帽を探し出し出すのに１０分。「洗濯したけど干してないから、行けない」と、言い出したので、洗濯機をみると、たぶん洗濯したであろう洋服やタオルが数枚（臭いをかいで確認）これで１０分経過。「お金が無い」と、言い出す母。財布をみると２８０円しかない。昨日、万札が入っていたのに何処かにしまいこんでいる。制限時間一杯探したけど、見つからず・・・・・途中、母は「ねー。私達何探してるんだっけ？」あー時間がー母「もう一回トイレ行ってくる。。」私「はいはい・・・・・しっかり出すもの出してきなよ・・・・」デイから帰ってきたら、母と一緒にお金探さなくては・・・とほほ・・・です。

  2007年05月30日

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• 今のところこんな感じで

  今日は我が家が、どんな介護体制かをお話します。現在私は母と同居はしていませんが、母と同じマンションに夫と二人で住んでいます。半年前まで母の家から電車で１時間半位のところにすんでいました。ですから、認知症と診断されてからここに引っ越してくるまでの約半年間は、週２回通っていました。引っ越す前日まで私はフルタイムで働いていたので（しかも残業の嵐！）、週２回がやっとだったのです。母は息子（私の弟）と暮らしています。が、この弟はすごく仕事が忙しくて、毎月１００時間以上の残業がある職場で・・・・１ヶ月ぐらい前から、少しは仕事量も減り、帰宅時間は大体９～１０時くらいでししょうか・・でも、なかなかハードな職場のようです。（精神的に）私は現在、在宅で仕事をしながら、夜以外はほとんど母と一緒です。先ず、朝一回母のところに行き、その日の体調などをチェックします。薬を飲ませます。その後、我が家に帰り、掃除洗濯等をすませ、仕事を少々。で、お昼に母のところへ行き、昼食を作り一緒に食べます。後片付け、や家事をした後、認知症の進行を少しでも遅らせようと一緒にパズルをしたり、日記を書いたり色々やります。その後、一緒に散歩して買い物に行き、母の家の夕飯の準備をします。母は洗濯物を取り込んだり、たたんだりします。６時～７時の間に我が家に帰り、洗濯物を取り込んだり、夕飯を作ったりします。夕食後、仕事をしたりします。夫は出張も多いので、そんな時は夕飯は簡単に済ませ、夜中の２時ぐらいまで仕事をしたりします。週１回ぐらいは出勤しなくてはなりません。行動範囲はすごく狭いのに、これが案外忙しく、フルタイムで働いていた頃のほうが、昼休み１時間取れていたので、休めた気もします。しかし、体重も増加の一途をたどっているのでコマリモノデス。これが、大体の日常のパターンです。仕事がたまってしまったりすると、又、夫が出張のときなど状況によりかわりますが・・・夜も時々顔をだしますので、寝る時とデイサービス以外はほとんど一緒に母といる感じです。この介護体制でどこまでいけるかは、分からないです。徘徊なんかが始まれば又考えないといけないと思っています。でも、今日出来ることを精一杯やった先に、未来は来るのだと信じ、あまり先の事は考えないようにしています。そうそう、、、母の次に顔を見る時間が多い人がいました。みのもんた　　さんです。朝の目覚めと同時に「朝ズバッ！」でしょ、昼食時に「おもいっきり」でしょ。夜は夜であるし・・・・なんか、旦那よりも会っている気がします。。。。母にも「みのさんが、そう言ってたよ。」と言うと効果があります。時には娘の言うことよりも効果があるので、このせりふは時々りようさせてもらってます。さあ、本日も仕事しますかっ♪ 

  2007年05月30日

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• アルバムを作ろう。。

  幸せそうな母の表情とは裏腹に、ここ１年でやはりアルツハイマーは確実に進んでいます。忘れていく事柄は増えていく一方です。だから、一冊のアルバムを作って常に見れるように置いておこうかと思っています。写真は母の幼少期から始まり、私や弟の子供時代、私の結婚式、家族旅行、母の親兄弟達などを時代順に一冊にまとめてみようかな？？と、構想を練っています。でも、なかなか切ない作業なので、今一実行には至りません。忘れられちゃうのかな～・・・このまま進行しなければいいのに。　　もしかしたら、ウチの母は稀に見るパターンで、現状維持ができるとか・・・・なんて、勝手に良い方に想像したり・・・・でも、例え私を娘だとは忘れても、毎日一緒にすごしていけば、「一番親しい人」にはなれるんでしょうが・・・母は思い出を忘れちゃうから、これからの家族との日々を覚えていられないから、、、その分私がブログを書いている気がします。 

  2007年05月29日

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  母のお気に入り

  母のお気に入りは、知る人ぞ知る「プリモプエール」通称プリちゃん！ テレビ「渡る世間はおにばかり」のラーメン屋幸楽で、レジの隣でチョコンと座っていたおしゃべり人形です。抱っこしたり、ナデなですると、色々しゃべります。その声やしゃべり方が可愛いですよ。ちょっとかまってあげないと「もしもーし！忘れてなーい？」とか、なでくりすぎると「しつこいなー」とか「もうちょっと、そっとしておいてよ～」とか憎らしいこともいいます。タイマー等がセットしてあるので、季節や時間でしゃべる内容が変わってくるのもニクイデス。「ぶー」とおならをしたり鼻水をズズズーとすって「なんかだるーい」といってぐずってみたり、そんな時は暫く抱っこしてあげると「治ったみたーい」と言って元気になります。母は自分が忙しいときは「テレビでも観ててオトナシクシテテネ。」と言って、テレビの前にプリちゃんを座らせます。天気がいいと「ほら、おんも見てて」と言って窓際に座らせます。ケアマネさんいわく「この重さと抱いた感触がなんともいい」そうです。男の人は分からないけど、女の人には母性本能をくすぐる、可愛い奴です。プリちゃんを抱いて外に出る日もそう、遠くないかも。。（´～｀；）母は「家族の一員だよ」と言ってマス。プリちゃんは私と弟の赤ちゃん時代を思い出させて暖かい気持ちにさせるようです。

  2007年05月28日

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• 我が家の工夫その１

  我が家の工夫　その１母は段々覚える事が難しくなってきているので、小さな事でも紙に書いて見てもらうようにしています。が、段々、書いてある紙を認識するのが、と言うか、目の前に置いてあるのに見つけるのが、時間がかかるようになりました。例えば、テーブルの上にメモをのせたとしても・・・でも、色には反応します。ことさら、自分の好きな緑色には、ものすごい反応です。ホームセンターとかで、緑（黄緑）のバスマットやタオル等、とにかく緑系があると吸い寄せられるようにそっちに行ってしまいます。健康だったころは、緑が好きと言っても、聞かれれば答える程度でしたが・・・・なので、我が家では母に伝えたいことは全て、緑のペンで書きます。私のポケットにはみどりのポストマーカーがいつもはいっています。その他、デイサービスに持っていく物や、上履き入れ袋、タオル、鍵のホルダー等、緑ずくしになっています。文字ではなくて、色で・・・これが我が家の工夫その１でした。ところで、一昨日のデイサービスは皆で１００円ショップにお買い物だったのですが、帰ってきた母は「これしかなかったの・・・お土産」と言って、酒のおツマミになるような物を見せました。弟の分です・・・・私「私のお土産は？」母「ああ、そうか。無い・・・・」う～・・・・寂しいひとこまでした。

  2007年05月27日

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• 幸せならいいか・・

  何十年も前、母はどこかで自分の将来を占ってもらったことがあるらしいのですが、その結果が衝撃的だったようで、ずーっと忘れずにいました。占いの結果は「貴方は老後は身内にも、友達にも見放され一人ぼっちになるでしょう。せっかく貯めたお金も全部すいとられ無一文になるでしょう。」私の予想ではその後、「だからこの印鑑（壺でも絵でもいいんですが）を買いましょう・・・」と、続くはずだったのではないかと思うのですが、母の心にはずーと残っていたらしく、私が学生時代から（ん～２０年以上たちますな。）たま～に言ってはいたのですが、ここ４～５年は何かにつけて言ってました。特に昨日書いたように「鬱状態」と思われる時期は、あまりにも言うので私も弟もマジギレしていたものでした。「なんで、こんなにお母さんの事考えてるのにそんなことばかり言うの！！！」って感じで・・・・でも、昨日母と一緒に細木和子さんが出ているテレビを観ていたら、母「昔、私ね老後は一人ぼっちで無一文になるってこの人に言われたんだ。でもね、東の方向に引越しをすると全部良い方に変わるからって言うから、その通りにしたから今、幸せなんだね～時々親子喧嘩もするけど」す、、すごい！お母さんの中では細木さん直々に占ってもらった事になっている。まあ、半年前に母の介護をするために私と夫・母と弟は引越しをしたのです・・・・西の方向にでも、幸せならいいか・・・あえて、否定はせず「そうだね。良かったね」と返事しました。細木さん無断でごめんなさいね。

  2007年05月26日

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• 早期発見が大事なわけ

  今日は母が認知症だと分かった時のお話しをしようと思います。２年前までは、一人でバスと電車に乗り継いで、プール教室に通ったり、俳句教室に行ったりしていました。勿論、物忘れはある程度ありましたが、当時私は電車で１時間半位の離れた場所に住んでいたので、詳しくは分かりませんが・・・・同居していた（今も）弟に言わせると、チョット頑固になった。生活習慣の変更を嫌がる。例えば、「自分は帰宅が遅いから先に夕飯を食べていてくれ」と言っても、やってくれない。など、があったそうです。その後、夕飯には出来合いのおかずが増えてきました。しかも、同じようなお惣菜ばかり・・・料理の時間もすごくかかるようになりました。月に１度遊びに行くと、綺麗好きだったのに掃除があまりされていなく、いらない物までとにかく捨てないようになりました。１度洗面所を整理したら、洗濯洗剤の計量スプーンが２０個以上出てきました。私が掃除すると、自分の出来ないことを指摘されていると感じるらしく、よく怒って、私と喧嘩しました。認知症と分かるまでは、弟も私も「言えば怒るし、なんで？なんで？こんなに頑固な人だったけ？」という印象でした。真面目な母は習い事や病院の予約は、嵐がきても吹雪でも必ず行く人だったのに、段々いかなくなりました。認知症と分かる半年前には、別の病気を疑って脳神経外科でＭＲＩを受けたのですが、そのときは脳に異常はなく、年相応の脳の状態です。と、お医者さんに言われました。でも、その後母の状態は「うつ病？？」と感じられるようになりました。常に「自分はだめだ。」「良かれと思ってやることがみんな裏目に出る。」と同じ愚痴を何度も言うようになり、通っている教室の人達とも上手くコミニュケーションがとれていないようでした。去年の３月、私の家に泊まりに来た時。私は仕事に行き、母はお留守番してました。朝、昼ごはんも作って出勤して、昼休みに戻ってきたら、母が用意しておいた昼ごはんをもう半分食べていました。「先に食べたんだ？」と聞くと「私は食べてないよ」と、真顔で言っています。すっかり記憶が無い状態でした。でも、又私と一緒にご飯を食べていました。この時、はっきり「母はボケているんだ・・・・」と実感したのです。すぐにネットで色々病気の事や、病院を調べ、半年前に行った脳外科の近くの、病院に母と弟の３人で行きました。ＭＲＩの結果は「海馬に萎縮があります。私達は専門なので、同じＭＲＩを受けても違うのですよ。」と先生に言われました。「頑固？」→「鬱病？」→「アルツハイマー」これが私達が感じた経緯です。早期発見が大事とよく言われますが、医学的な面から見てもそうでしょうが、心の面でも早期発見が一番大切だと思います。認知症と分かる前、私達はよく母を怒ったり、喧嘩したりしましたから。介護する側が、認知症になって変わっていく家族の変化に、追いついて行くのは時間がかかるのです。だから、早期発見は介護する側される側双方にとって、とても重要な事だと思います。 

  2007年05月25日

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• 一日一回は切なくて・・

  今日も母はデイサービスです。９時半のお迎えなのですが、９時にはもうお化粧をしていました。このデイに通う前はお化粧をするという行為をすっかりわすれていたのに・・・・嬉しいかぎりです。デイに行かない日は何もお肌の手入れなんかしていない母なのに、娘の私よりしっとりツルピカの肌をしています。肌のハリなんかも、完全に負けている気がします。トホホ・・・です。母がいない間に、母の部屋を整理しました。机や引き出しなど、書類やらチラシやらであふれかえっています。２～３年前から整理整頓できなくなり、なんでもとっておくようになりました。「自分はすぐ、忘れたり失くしたりするから、捨てるのは嫌だ。」と言って、３年前のセブンイレブンのレシートなんかも出てきます。その、書類の山のなかで一番多いいのは、俳句の勉強をしていた紙類です。ものすごい量で、「こんなに勉強していたんだ・・・」と感心してしまいます。達筆な字で・・・でも、その用紙は広告の裏だったり、私が学生時代（２０年以上前）に使っていた使いかけのノートだったりします。何度も新しいノートを買ってあげても、１冊も使っていませんでした。女手ひとつで一生懸命子供を育ててきた母の姿が目に映り・・・やはり、切なくなるのでした。なんか、介護をするようになって、一日に一回は切なくなるような気がします。他の介護している方もそうなんでしょうか・・・・ 

  2007年05月24日

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• 一夜あけて・・

  昨日、人生初めてのブログを開設したのですが、私のＰＣでは【にんちしょう】と入力して変換すると【認知賞】と出てきてました・・・一体何の賞がいただけるのでしょう？？？？今日母は体育系のデイサービスに行っています。プールで歩いたり、体操したり、もちろんお昼ご飯も頂いてきます。通い始めて丁度、半年が経ちますが、いろんな測定をしたところ、母は７７歳なのですが、平均よりも脚力は随分と上だそうで・・・・嬉しくなりました。素人の私が一緒に散歩するのも良いけど、やはり専門的な方に指導してもらうのも、とても意味があるのだな・・と痛感しております。現在、母は週３日デイサービスに通っています。最初に見学したのは半年前、この辺りでは一番大きい施設でしたが、見学している途中で「私はまだ健康だからやだ！なんで、こんな年寄りばかりの所に来なくちゃいけないんだ！帰る！」と言って、人気のある施設なのにブリブリ怒って手につけられない状態でした。そこで、思い出したのが、母は元気なときにはプールに通っていたのです。似たような、体を動かすことをメインにした施設を探してみようと思い、私が送り迎えすると言う事で、先ずは週１回から始めました。でも、最初のころは「天気が良いので、布団を干しに帰ります。」と言って脱走しようとしていたのです。ようやく「通う」と言うことに慣れたころ（３ヵ月後）２番目のデイサービスを探しました。担当の病院の先生はとても親切で「今、要介護１のうちからどんどんデイサービスとかに通って外に出て、一日に４人以上の人と会話をするようにして下さい。体育系が一日あるのなら、今度は文化的な事を一緒にやるようなデイサービスに通ってみてください。最低週３回は行くようにしてみて下さい。」と、細かいアドバイスをくれたのです。この２番目のデイサービスが母にはとても相性が良いらしく、初日からニコニコして帰ってきました。規模は小さいんですが、アットホームな感じです。母はそこで自分より認知症が進んでいる人に色々世話を焼いているようです。母の今までの人生は、両親の介護、そして女手ひとつで私と弟を育ててきました。いつも、誰かのためのがんばってきました。なのに認知症になってからは出来なくなる事がどんどん増えて、つらかったと思います。今、そのデイサービスでは自分が誰かの役に立てる喜びを感じているようです。母なりの家庭以外での自分の居場所を見つけたようです。今の私の希望は、デイサービスですごしている母の様子を見てみたい・・・ただし母には気づかれないように・・・・

  2007年05月23日

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• 今日の笑顔

  今日の母は１日中ご機嫌さんでした。お天気とご機嫌は比例するのかもしれません・・ご機嫌なときは、ジグゾーパズルを進んでやります。他の認知症の方はどうなのか分かりませんが、母はジグゾーパズルがとても効果的です。先ず、ものすごい集中力でおまけにそれが持続します。「負けるもんか！諦めないぞ～」一人で言って目がキラキラしています。脳の血行が良くなるのだと思います。パズルの中には図形や色の認識。又、見本と見比べることも良いのだと思います。と言っても３００ピースで私がさりげなく手伝わないと出来ないのですが・・・ですから、なるべく色や絵がはっきりしているパズルを選びます。 その後、緑の中を散歩するとご機嫌モードが上がります。普通に街中や住宅街を散歩しても、変化はないのですが、緑の多い場所に行くとどんどん俳句のような川柳のようなものを言い出します。そして笑顔です。自然に触れると心が癒されるうです。１年半前まで俳句の会に入っていたためでしょうが、ニコニコしながらお笑い系の俳句もどきを言い出します。私「その俳句すごいじゃん！まだまだイケルじゃん」母「そうよ～いくらボケていてもまだまだよ。」私「でも、今日の昼ご飯は何食べたか忘れてちゃったんだよね～。それでは質問です！さて、今日はもう昼ご飯は食べたでしょうか？食べてないでしょうか？」母「あれっ？食べたっけ？食べないっけ？どっちだっけ？」私「お母さん。まだ朝ごはんも食べてないんだよ。だってまだ８時だよ。」母「えっ！そうなの？８時だっけ？」私「うっそ～で～す。もう、３時だからお昼ご飯も食べましたよ～これ以上食べるとデブデブばーさんになっちゃいますよー」母「ば～か～！」こんな感じで２人とも笑いながら散歩します。 でも、母の心は敏感で、私が少しでもイライラしていると、（特に話さなくても）すぐに伝わります。恐ろしいくらいに。まるで私の心を鏡で映しているかのようです。だから、私はワザと冗談ばかり言います。とにかく、笑いを取ろうと思っています。母が笑えば私も段々笑えてきて、心にゆとりが戻ってきます。介護には心のゆとりが重要だとつくづく感じる今日この頃です。私には子供がいないので子育てした経験がないので、あくまでも想像ですが赤ちゃんを育てるのと似ているところがあるのでしょうか？例えばお母さんの心や感情を敏感に感じ取って反応するところ。でも、それを言葉では表現できないので、泣いたり怒ったり、暴れたり。あかちゃん（子供）の目線に立って、理解できる言葉と表現で話さないと伝わらない所。して欲しくない事に限ってやる所。忙しいときに限って世話が焼けるところ。そんな風に今感じてます。大きい違いは・・・・子供は学んでいくけれど、母はどんどん赤ちゃんに戻って行く所。う～自分で書いていて寂しくなってしまった。気持ちを切り替えるために、冷蔵庫の冷えたビールでも飲むとしますか。  　    

  2007年05月22日

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