血液がサラサラに、生活習慣病に効果があるといわれる「野菜スープ」。ガンも治る?と噂の野菜スープの効果とは。 実際にやってみた体験談です。
現代人の食生活は普通に食べていても、食品添加物などを通して、重金属類やさまざまな有害物質が体内に取り込まれてきます。そこで逆転の発想で、入るのが防げないのなら体の中の悪いものを、出してしまおう。というのが、浄血(血液サラサラ)という考え方です。その方法として数年前から話題になっている、「野菜スープ」です。
菜スープはもともと、心臓手術を控えた患者さんの体重を効率よく落とすために、病院で作られたレシピだそうだから、これは間違いのない話だ。
ちなみに、私の妻の母親(86)は、普段はいたって元気そのもの。電動自転車でどこでも出かけていく。ただ最近気になるのは、高血圧に加えて血糖値が上がってきたこと。そんなおり、患者さんできている管理栄養士に、野菜スープの話を聞き、そんなに良いならということで始めたわけです。
![100_2689.jpg](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/dce872bfcf70508e43dac1a8ddad7edec95d988b.61.2.9.2.jpeg)
材料はこんな感じ
鍋だと焦がす心配があるが炊飯器ならお任せ一時間で出来上がる
最初は体にいいならという軽い気持ちで、数年前から妻と二人ではじまった。飲み始めて久しぶりに病院へ行くと、当初270だった義母の血糖値(正常値100)が、なんと下がり始めていたのである。
今では120前後で安定し、医者も、「何かやってるんですか」と驚いているようだが、野菜スープのことは内緒にしているそうだ。調味料を一切使わず、野菜だけのスープのせいか、煮立ってくると台所から変な臭いが台所から漂ってくる。調味料なしの野菜スープというものは美味しい香りというより、なんだか異臭に近い感じだ。
でも二人とも、薬だと思って我慢して飲んでいるようだ。調味料を入れないのは、教わった管理栄養士のマクロビオティックの考えからできている。
材料は、たまねぎ・ピーマン・キャベツ・セロリ・ホールトマト。これは、「脂肪燃焼スープ」で、それを飲むことによって、体の中の毒素を排出し、健康的に痩せることができるという正真ものレシピです。野菜スープのいちばんの効果は、根菜類を使うことで身体が効率よく温まるということ。野菜は生よりも温野菜で摂ることで栄養の吸収がスムースにいきます。栄養価は材料にもよるが、食物繊維が豊富で便秘などに著効がある。
また野菜スープは、野菜嫌いの子供には、野菜がとろけるくらいに煮込めば気にしないで食べてくれるので親は大助かりだ。本物の素材を使った野菜スープは、どんな優れたサプリメントより、身体にいいことは間違いない。
最近は、野菜ジュースもいろいろあり、それで十分と考える人もいますが、それだけでは野菜成分を100%摂ったことにはならないそうだ。(実は私も最近まで野菜ジュースでOK派だった)。そのわけは、野菜は他の食材と組み合わせることによって、ビタミンやミネラルなどの栄養素が、吸収されやすくなるという効果もある。
ただ、「野菜スープダイエット」を実行するには、好きなものを我慢する、というお約束事があるが、成功するにはやはり、多少の努力と忍耐が必要だ。そのためには、ダイエットだけにとらわれず、普段の食生活の中に自然な形で取り入れていくのがベターだろう。
野菜スープは身体に優しく、飲むだけで必要な栄養素を摂ることができ、身体の中から温まってくるので、風邪によく効くといいます。消化がいいので栄養吸収もよく、風邪を早く治したいときには、栄養があって消化しやすい野菜スープがいちばんということです。しかも水分も栄養もいっぺんで間に合ってしまいます。
下記はもう一例の「野菜スープダイエット」のレシピです。
<材料>
レンコン100g ゴボウ45g ブロッコリー80g 人参 90g 生姜25g パセリ 1握り マイタケ 2/1握り 干大根 1握り分の玉葱の皮2/1個 自然塩 小さじ2/1杯 分量はだいたいの目安でよい。
<作り方>
野菜は、2リットルの水に純米酢を約20cc入れた中に、10~15分程浸けてから使用 する。(農薬を除去するため)
野菜は適度な大きさに切って、水2リットルを入れた鍋に入れ、最初は強火で、煮立ったら自然 塩を入れて約50分程トロ火。
コップ半分~1杯程度を1日3~4回、食前または食間(空腹時)に飲む。
病気の重い人は毎日、健康維持には1週間に2~3日飲むと良い。
水分をたくさん摂れない方は、最初の1リットルにして濃縮しても良い。
冷凍保存で作り置きしておけば便利。
レンコン、人参、生姜を入れるときは原則として皮のついたままで。
使用する鍋は、ステンレスか土鍋にする。アルミ鍋はダメ。
味気ないという人は、スパイスをほんの少し使って、好みの味にしてもOK。基本は薄味です。