|
カテゴリ:カテゴリ未分類
水だけじゃなく、塩分も一緒にとりましょう! 全ての生命は海から生まれて進化したため、人間の体液は太古の海水に似ているといいます。生きていくためには栄養や酸素に加え、水分と塩分(電解質)の補給が必要です。 1日にどのくらい必要かと言うと、それは水の出入りのバランスで決まります。入るのは食事などに含まれる水分量約1リットルで、出て行くのは尿、便、汗及び呼気中に排出される水分量約2.5リットルですので、差し引き約1.5リットルの水分補給が必要と計算されます。 勿論これは計算値であって、実際には毎日2リットル以上飲む人もいれば、食事の時にお茶1、2杯だけという人もいるわけです。それでも体液のバランスが崩れないのは、腎臓が働いているお陰です。
今日の水分補給.きりっと冷えた水に南高梅 紀州南高梅.はちみつ梅干
腎臓が水分と塩分(電解質)を調節している 腎臓は体の老廃物をろ過して捨てる働きとともに、体内の水分量や塩分としての電解質(ナトリウム、カリウム、カルシウムなど)の濃度を調節する重要な役割を担っています。もし体内の水分が不足すれば尿を濃縮して水の排出を抑え、逆に水分が過剰になると尿量を増やして体内の水バランスを調整する、目立たないけどとても大事な臓器です。 腎臓が健全であれば、多少の水や塩分の過不足は問題ありませんが、夏場やスポーツなどで大量の汗をかくと、水分と共に大量の塩分が失われ、腎臓の調節能力を超えてしまうので、水分と塩分の両方の補給が必要になります。 水分補給のポイント、成人の場合 マラソン大会などで大量の水だけを飲み続けた場合、全身の細胞が水膨れの状態になり、遂には意識障害を引き起こすこともあります。また、朝から高温の特殊な労働環境下ではスポーツ飲料とともに経口補水剤の常備が必要です。 水分補給のポイント、高齢者の場合 高齢者は体の水分貯蓄量が少なく脱水になり易いといわれます。喉の渇きを感じにくい、尿漏れや頻尿で水分を控える人が多い、冷房を好まないなどの特徴があり、室内にいても現実に多くの人が脱水を起こしています。 さらに、脱水で脳梗塞の危険も増しますので本人は勿論、家族や介護者も心配りが必要です。脱水の兆候は脇の下が乾いている、ふらつき感がある、普段便通の良い人が便秘気味になる、などが目安になり、さらに進むと人格の変化や意識障害も起こすので危険です。 水やお茶をこまめにのむことは勿論、夏場はスポーツ飲料や経口補水剤を手元に置いてときどき飲むように。 スポーツ飲料に抵抗がある人は、お茶に塩ひとつまみと砂糖少々、それに梅干を加えると飲みやすく、あるていど代用になります。飲む量については、若い人は喉が渇いた分を補えばよいのですが、高齢者はスポーツ飲料なら1日1リットル、経口補水剤なら1日500mlを目安とし、あとはお茶で補うといいでしょう。 高血圧や腎臓病で塩分制限を指導されている方は主治医の指示に従ってください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
July 28, 2012 08:02:59 PM
コメント(0) | コメントを書く |