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3月の末、父がいよいよあぶない・・・となったとき、神戸にいる息子が 「これが最後になるかも」 の覚悟でお見舞いに来てくれたときのことです。 ダーリンが息子に 「じいちゃんの病状によって、自分たちのこれからの予定を変更したりすることは考えなくていいから」 と話してました。 今年のお正月に帰省したとき、今年中に結婚したいと思っていると言っていたためです。 すると、「実は、じいちゃんのことを知る前にプロポーズしてOKをもらったので、近々結婚の相談 (私たちに) をするつもりだった」 のだと・・・ それならなおさら、あちらのご両親にもご挨拶して、できれば早いうちに私たちも彼女の家に伺うからと息子を送り出したのだけれど、その時はさすがに父の容態が一番心配で、息子の結婚のことをあれこれ考える余裕はありませんでした。 そのあと、ご存知のように父は奇跡的ともいえる回復力を見せ、父いわく「復活」して、4月には息子が彼女のご両親に結婚の了解をいただいて、とんとんと話が進み、父も安定しているので連休が済んだら彼女の家に私たちが伺うことになりました! こちらでは、子どもの結婚が決まると大安か友引の日の午前中に、男側の親が酒一升と寿留女(するめ)を持参し、女側の親の承諾を得るという儀式があります。 これを「たもと酒」といいます。昔は、お酒を着物のたもとに隠して持っていき、結婚の承諾をもらえてから、たもとからお酒を差し出したのだそうです。お酒が一升というのは、これから一生おつきあいをお願いしますという意味で、お酒は「友白髪」という銘柄を使用します。 もちろん、私の結婚のときも、ダーリンの両親が実家まで来てくれましたよ~ この「たもと酒」の儀式を、親としてのけじめだからとダーリンがどうしてもやりたいと言うので、大安の11日午前中に彼女の家に行くことになりました。あの・・・彼女の家は明石なんですけど・・・午前中に着くにはわが家何時出発ですか!?(笑) 始発の電車に乗り、京都で新幹線に乗り換え、がんばって行ってきますわ。 本当はそのときに、日取りだの場所だの具体的に決めようとしてたのだけれど、先日息子から連絡があり、結婚式場の予約だけ先に取っておきたいのだとか。 なんでも、10月か11月と考えているのだけれど、空きが少なくなっているので11日を待っていられないそうです。 で、どこであげたいのか聞くと、出てきた答えが「出雲大社」 い、いずもって・・・あのいずも!? 今年は60年に1度の大遷宮とかで、やたらとパワースポットとして話題になってるそうですが、私は知りませんでした。なので、いつも以上に人気があるらしい。 しかし遠い・・・いつぞやは神戸の生田神社って言ってたのにな、なんで出雲になったんやろ。とにかく、それじゃ急ぎなさいってことで、あちらのご両親にも了解を得て、式は11月に出雲大社であげることが決まりました。 式の日取りも決まっちゃったので、たもと酒なんて本当に形式上だけなんですが、なんせ想像以上にダーリンが嬉しそうにはりきってるので、11日はダーリンにお任せしようと思っています(笑) せっかく遠出するので、その日は神戸で宿泊。 父の急な入院で、自分たちの結婚記念日のお祝いでの温泉旅行がキャンセルされたので、その分神戸でラブラブ旅行楽しんできます。 さて、孫の結婚式が11月と決まり、涙を流して喜んでくれた父は、絶対結婚式に出席すると宣言しました!! それまでは、もう一度甲子園に行くことが目標でしたが、これからは孫の結婚式が第一目標となりました。甲子園は二番目なんだって(笑) 本当に車いすでもいいから、出雲に連れてってあげたいなぁ・・・ 最近の元気な顔見てたら、この父ならそんな夢も実現するかもって思わせてくれます。 がんばろうね、お父さん。
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