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 首相になった途端いきなり消費税などと言い出して,たちまち支持率を下げてしまう人がいたりして,政治の世界は全くパッとしない.さすが忍耐と寛容がウリの私でも,消費税を上げようなどという政権を支持する訳にはいかない.
 というわけで政治はさっぱり面白くないが,サッカーは面白い.対オランダ戦は良かった.みんな「良かった」と言っているし,今さら改めてここに書くまでもないことである.

 と書いたうえで,改めてここに書くのが本ブログの流儀である.昨夜は対デンマーク戦だったので,話題としては古くなってしまった.これも良かったが,あいにく前半しか見ていない.
 ヨーロッパ流の戦術に対処するため,岡田監督はさまざまな「実験」を繰り返してきた.今大会はその岡田采配が開花しかけているのが見える.カメルーン戦では,世界が日本を見る目が少し変わった.オランダ戦では,日本侮りがたしの空気が強まった.そしてデンマーク戦での勝利は,この空気を確信に変えたことだろう.

 以下はオランダ戦にフォーカスして書きます.
 どう良かったのかというと,まずイエローカードが少なかった.本当は知りません.枚数を数えたわけでもないし,そもそも普通は何枚程度なのかという相場も知らない.ただ,今大会の他のゲームと比べて,かなり少なかったのではという印象がある.
 ファウルの数は少なくなかった.けれどもゲームが不自然に中断されることなく,緊張感が維持されたまま続行された.ひどいファウルや不条理なジャッジが,あまりなかったように思う.さすがアルゼンチン人の主審は,サッカーの表も裏も知り尽くしているような信頼感があった.
 やはり日本,オランダ両チームに共通して,悪質なファウルが少なかったことは,特筆に値すると思う.クリーンな試合であった.この点で日本チームは,その存在感を存分に発揮できた.このクリーンさは,日本チームが自慢できる大きな特徴の1つである.

 じつは今までのところ,今大会は面白くないゲームが多かった.ファウルが多すぎるのだ.まるで格闘技,というようなプレーも目立った.審判のほうもファウルに対し厳しく対処することにしたらしい.ちょっと厳しすぎるのでないかと思うジャッジもあった.オフサイドなどは,あとで流される映像を見ても,本当にオフサイドかい?と首を傾げることもあった.
 それやこれやでゲームは頻繁に中断された.ラグビーならともかく,これほど中断されたらサッカーは面白くない.

 今大会で使われているボールは「落ちない」のだと誰かが言っていた.そのせいだろうか,ロングシュートがバーのはるか上空を通過するというケースが多い.つまりワールドカップならではの目の覚めるようなロングシュートを見ることが非常に少ない.これも今大会が面白くない一要因かもしれない.

 そして観客が吹き鳴らすラッパである.あれは止めた方が良い.誰を応援しているのかもわからない.メッセージ性が少なくて,騒々しいだけである.別のブログ:
http://blog.livedoor.jp/uradowan/archives/51409217.html
で書いたことだけど,サッカーは静かに観戦したほうが良い.
 ゲームの流れに従って,緊張すべき時に緊張する.またエキサイトすべきときにはエキサイトし,それこそ大声で応援する.サッカーの観戦はそうあって欲しいと思う.
 ゲームの流れもヘッタクレもなく最初から最後までニッポン,ニッポンを繰り返すだけの応援を見るたびに,寂しくなってしまう.勝ち負けに関心があるのはわかる.しかし,もっとゲームに没頭してはどうか.プレーヤーの気持ちに寄り添うように,時には共に緊張し,時には共にエキサイトする,そういう応援があってこそ,プレーヤーはここ一番というときに瞬発力を発揮できるのでないだろうか.

 オランダ戦に話をもどす.
 ゲームが始まると間もなくニッポン,ニッポンが始まった.ところがゲームが進むにつれ,その声が聞こえなくなったように思う.私の誤解かもしれない.ひょっとしたら日本サポーターの声が偶然マイクに入らなかっただけかもしれない.しかし,ひょっとしたら,と私は想像している.ひょっとしたら会場にいた日本サポーターの多くは,ゲームの流れと無関係に怒鳴り続けるスタイルの応援を,途中からやめたのではないだろうか.
 それほどに緊迫した,面白いゲームだった.「感動は人を沈黙させる」という言葉を思い出した.

 良いチーム,良いサポーター.いま我々は最良の時を共体験しているのだと信じたい.





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Last updated  June 25, 2010 11:17:36 AM
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