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特定秘密保護法に関し朝日新聞に連載されている記事の1つが「どうする秘密法」.その1つを紹介します.12月25日の記事で,映画監督の阪本順治さんのコメントです.
(以下転載) どうする秘密法 強引さ,国民の怒りに火 映画監督 阪本順治さん 朝日新聞 12月25日 故金大中・元韓国大統領が1973年に東京都内のホテルで拉致された事件に,自衛隊の秘密組織が関与していた・・・ こんな仮説に基づいた映画「KT」を2002年に発表しました. 非公開の資料を集め,秘密を知る人物に接触して話を聞きました.政治決着で捜査が打ち切られ,闇に葬られた事件の真相にフィクションの形で迫ったのです.あの時は撮影前から自宅周辺に何者かが張り込み,プロデューサーには「脚本を見せてほしい」と電話がありました.「権力者の触れられたくない所に触れている」と実感しました. 埋もれた事実に光を当てて表に引きずり出し,フィルムに焼き付ける.それが僕らの仕事です.でも,これからは法の裁きを恐れて関係者が口を閉ざし,機密がテーマの作品は生み出されなくなる.僕自身も逮捕されてしまうかもしれません. 国が政策を決める際は過去の歴史的事実から学ぶことが必要です.もし権力の過ちが「秘密」になれば,検証すらできなくなります.特定秘密保護法は廃止し,ゼロから国民主体で議論するべきです. 与党は国会で採決の強行を繰り返しました.逆説的ですが,良かったと思っています.強引な手法で多くの国民の心に怒りの火がともりました.国民は今後,集団的自衛権の行使容認や憲法改正へ政府・与党が暴走するのを許さない.僕らは与党を退場させる権利も持っているのです. (転載おわり) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 27, 2013 10:15:49 AM
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