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最近ペン字にはまっている。
昔から絶望的に字は下手。一言で言えば幼稚な字だ。我が家で一番下手で、幼稚な字を書く。 情けないと思いつつも、まあ、しょうがないと思っていたのだけど、今年、特別支援のしかも一年生の担任ということでそうも言ってられなくなった。 4月から、子供のドリルなんかを必死に真似て手本を書いたりしてきた。 ひらがなですら、書き順が違っていたり、字形を勘違いしてたりしていたものがある。 例えば、「や」は、点と、長い棒は、教科書的には平行の関係なんだそうだ。僕は向かい合うように書いていた。「ふ」の点と点も同様。平行。「い」の関係になる。だから、この活字の「ふ」は、点と点が対称の関係なので間違い? たまたま僕は「ふ」は教科書的に書いてきたけど、意識していたわけではないので、もし受け持ちの子供がこの活字の「ふ」のように書いても注意しなかったと思う。 まあ、実際問題どうなのかは僕にもよくわからない。現に僕の使っているペン字のテキストの「や」は、昔から僕が書いていた「や」と同じだ。「ふ」を「ふ」と読めないなんてことも絶対ないだろう。実際、これだけメジャーな活字が「ふ」を採用しているわけだし。 だけど、そういうことを徹底して突いてくる保護者にあたってしまったので、僕もパラノイア的にならざるをえなかったわけです。(笑) でも、そうやって、「文句を言われない字」を書こうとしているうちに、だんだん面白くなってきて、とうとう大人用のペン字のテキスト買ってきて、今、昼休憩を目いっぱい使って練習している。 おまけに、どうしても手書きせざるを得ないような書類などは、これまでの数倍の時間をかけて、ていねいに書いている。 これが、意外に結構気持ちいい。 いままで、自分の住所を書くたびに、画数の多い「羅」を二度も書かなくてはいけないことに腹をたてていた(許されるときは「ら」と書いてました)のだが、今はこの字を馬鹿丁寧に書くことに喜びさえ感じている(笑) 要するに、字を書く作業が、気持ちを集中させるのに適しているということなんでしょうね。 普通、小学生くらいで気づくことに、僕は今頃になってやっと気がついたわけです。 惜しむらくは、この老眼。目の疲れが半端じゃない。もう数年若ければ、もっと楽に練習できただろうに。 人並みの字が書けるようになるのに、何年かかるやら。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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