夏の高気密・高断熱住宅についてのご質問を頂きました。
ご質問を頂きました。ありがとうございます。***************「一般的」に、高気密・高断熱住宅の場合、夏場の室内温度は、非常に高温になると聞いています。(私の上司のお宅(*******ハウス)はそのように聞いてます)本日のブログのお宅は、何故室内温度が低いのでしょうか?また、日射しが室内に入り込むことも大きく影響するかと思いますが、このお宅の場合は如何でしょうか?参考記事はコチラ**********************ご質問、承りました。様々な角度からお答えしたいと思いますので、トータルで勘案してください。1. 高気密・高断熱住宅(高・高住宅)に対しての"言葉"のイメージ。一般住宅に対して、高・高住宅は暑い!などの話を伺います。しかし、言葉のイメージからの先入観に左右するのも大いにあります。特に"気密"という言葉に対して。気密と聞いて、反射的に「息苦しい」「息が詰まる」「暑苦しい」と連想される方が実に多いこと。連想からくる間違った固定観念を生んでしまうのも事実かもしれません。識者の間でも、「"気密"というネーミングは、別の言葉に置き換えたほうが良いのでは」といった話も出るくらいですから。高気密住宅といえども、窓を開ければ"低気密住宅"。息苦しい訳がありません。窓を閉め切って、初めて高気密住宅として機能いたします。実際の一般住宅に比べてどうでしょうか?築30年ほどの一般住宅と比べてみましょう。屋根・小屋裏から壁1枚隔てた内壁温度です。(撮影時期は6月)屋根越しの熱を、カットするのか?引き込んでしまうのか?高・高住宅には、外部からの熱(暑い・寒い)から室内温度に影響を受けにくくするのが、メリットの1つです。次回は、住宅に対して、熱のIN・OUTについて触れてみたいと思います。私事ながら、慣れない長文を打ち続けると、私自身"息苦しく"なってしまうので今日はここで止めておきます(笑)