ミュージカル「SHOW TIME」
昨日、シアターオーブで米倉涼子と城田優のミュージカル「SHOW TIME」を観に行きました。とっても良かったです!物語ではなく、個々の歌とダンス、個性が光っった作品でした。演出の城田優さんが「技術より心を届けてほしい」と出演者に言っていたように3階席の中央で見ていた私の胸にも、出演者の熱い思いが充分伝わって来るものがありました。本当に感激しました。涙が出てしまったのはやっぱり、前田美波里さん。歌、踊り、表現力・・・ほんとに素敵です。すてきでかわいくて最高です!スタイル抜群、今回も肢体をあらわにしたスタイルでしたが確か・・・72才?わたし達に勇気を与えてくれますね。見習わなくては・・・米倉さん達にも凄く慕われているようでこの日が最後だったようで、寂しくて・・とお互い言ってました。若手の森崎ウィンさんはとても歌が上手く天性のものがあると思いました澄んだ高音が素晴らしく、中川晃教さんを彷彿させるような・・・これからが楽しみなミュージカルスターです。すさまじい歌唱力とダンス、圧倒されたのは韓国出身で劇団四季の劇団員でもあったJKimさん。迫力ありましたね~。大澄賢也さん・・・この方こんなに歌が上手い方だったんですか、ダンスだけじゃなく。いい感じのイケオジになられましたね。米倉涼子さんの歌を聞いたのはたぶん初めてでしたが表演力が抜群ですね大きい目と大きい口が舞台にはえて欧米人にも負けない迫力ですね。やっぱりスターだと思います、それと愛嬌があります。城田さんとのデュエットがピッタリ合っていてとても素敵でした。城田優さんはとっても大人っぽくなり、貫禄も出てきましたし歌はどんどん確実に上手くなっています。今回は演出も手掛けたと言う事で、またラストに全員で歌った歌の作詞作曲もしたとかでその才能とそして実行力には恐れ入りました!米倉さんも大澄さんも、城田さんも尊敬してやまない「フォッシー」って何だろう?と思って調べてみましたがボブ・フォッシーとはアメリカの振付師、映画監督「キャバレー」「スイートチャリティ」「シカゴ」等の振付をした人なんですね~ちょっと踊ってらっしゃるところをyou tubeで観ましたがなるほど、この軽快な踊り、フォッシー・スタイルっていうのかと。本人が説明している動画もありました。「バレエのターンアウトがへたで逆の発想で足を内またに運んだ。猫背気味だったのでそれを誇張してみせた帽子をよく使うのは頭髪が若い頃から薄くなっていたから・・・」なるほど~大澄賢哉さんはそのフォッシー・スタイルに救われたといっています。股関節が開いていない、まっすぐきれいな足でもない、バレエで舞台になかなかさそわれなかったけれど、皆が苦労するフォッシー・スタイルの内股で踊る事がすぐできた、スラッとした容姿でなくても魅力的に踊る事ができるんだと。このお話しは、好きな事を「自分はこうだからダメなんだ」とあきらめないでいいんだって勇気をもらえますよね。高齢者のわたしだって、明るい気持ちになれます。大澄賢也さんてプログラムに書いてあるのを見たらなんだかスキャンダルでだめんずのイメージがあったんですけどなかなか大した人なんだなあと思ってしまいましたよ!「MR.BOJANGLES」をソロで歌いましたがとっても哀愁があってよかったです。プログラムを見てわかった事ですが米倉涼子さんが今年、ブロードウエイで「シカゴ」を再演したあと日本でもまた再演するはずだったのがコロナでできなくなり。でもなんとかフォッシーをやりたいというフォッシー愛の強さで、だれか一緒にと思ったところで以前ドラマで共演した城田優さんがフォッシーのミュージカルやってるし・・・と声をかけたらしいです。城田優さんのミュージカルの中でわたしが一番いいと思っていた「ピピン」がフォッシー振付のミュージカルなのですね!「こんな時代・・・この2時間は何もかも忘れて楽しんでほしい」という城田さんの強い願い!この人いい人だなぁ~っておもっちゃいますよ。いや、エンタメに携わる人ってやっぱり人への想いが熱いよね。だけどそれを実行するって、やっぱり人とのつながりが必要だし・・・信頼もされなきゃね。この秋に開催される、城田優・尾上松也・山崎育三郎のIMYミュージカルも脚本を城田優さんが担当しているのでどんなものになるのか楽しみです!昨日は本当におもったより感動してしまいフォッシーを今更ですが、知った事が収穫でした。2時頃終わたのですが、シアターオーブ、ヒカリエの11階からエスカレーターで降り渋谷駅まで行き埼京線に乗り、大宮についたのは3時半でした。娘と待ち合わせて、またベトナム料理アルコール解禁でしたからグラスビール飲んじゃいましたよ~ 海鮮フォーセット、おいしかった~~!