|
カテゴリ:カテゴリ未分類
日刊ゲンダイ 4月26日号
======================== 【1】郵政民営化とは一体誰の利益のためだったのか ======================= 10月に民営化される郵政公社の実施計画によると、来年08年度の税引き後利益はグループ5社で5080億円、11年度は5870億円の見通しという。 驚くのが、そのケタ外れの収益体質だ。 NTTを上回る企業グループにのし上がる。 国民の財産を横取りして日本屈指の大企業になるというが、民営化することで銀行や宅配業者と同じことを堂々とやるから、民業圧迫も待ったなし。 大体、郵便局員が公務員の時は働かず、民間企業になったら懸命に働くなんて発想も納税者をバカにした話ではないか。 米国の意向によって民営化を強行した小泉ー竹中の両人にどのくらいの金が流れるのか勘繰りたくもなろうというものだ。 ====================== 【2】安倍首相 財界人180人同行 お笑い外遊 ====================== きょう26日、米国と中東歴訪に飛び立った安倍首相。 ブッシュ米国にシッポを振る姿が目に浮かぶが、今度の外遊で驚かされるのは中東にお供する財界人の多さだ。 従うのは70社175人。 まるで大名行列のようなアホらしさだが、ほとんどの財界人が実は「行きたくない」のが本音。 首相は大勢を引き連れていい顔をしたいのだろうが、お供の間では不満タラタラという。 ================== 【3】さんま 常連キャバクラ監禁暴行事件 ================== 明石家さんまをはじめ、多くの芸能人が足しげく通った有名キャバクラで監禁暴行事件が発生した。 警視庁は25日、男性店員(25)を監禁、暴行し、重傷を負わせたとして東京・六本木の超高級キャバクラ「チック」の社長、瀬戸晴夫(35)と男性店員3人を逮捕した。 瀬戸らは「自分がスカウトしたキャバ嬢をライバル店に紹介したため、腹が立った」と、被害男性を警棒で殴ったり、足で蹴ったり、全治2カ月の重傷を負わせた上、店内のセミスイートルームに23日間も監禁したのだ。 華やかな店の裏側のドロドロ事件には、さんま師匠も困惑だろう。 ================== 【4】楽天手詰まり!TBS究極の一手 =================== TBSと楽天が再び“暗闘”を繰り広げているが、注目されているのが靴の「ABCマート」の三木会長(51)の動きだ。 自身が代表を務める不動産会社を介し、TBS株の約9%を保有する大株主。 三木会長の腹ひとつで、両社のバトルが劇的に動きかねない存在である。 折しも、その会長の娘がTBSに採用された。 これがTBSの究極の“買収防衛策”ではないかというのだ。 =================== 【5】天皇賞最大の惑星ダークメッセージ =================== 競馬のメーンイベント天皇賞が迫った。 最大の惑星と目されるのが、ダークメッセージだ。 長丁場に強いダンスインザダークの産駒らしいキャリアを誇る。 新馬の頃から2000メートルを走り、3歳夏以降は2200メートル以上がほとんど。 菊花賞馬ダンスインザダークの血が開花してきた。厩舎にも一発ムードが漂っている。 ========================= 【6】川島なお美は仏語とクラシックバレエに夢中 ====================== 日刊ゲンダイ本紙インタビューに連続ドラマ「鬼嫁日記 いい湯だな」(フジテレビ)に区議会議員役で出演している川島なお美(46)が登場。 川島は普段は着ないというスーツ姿で主婦を応援する議員を演じている。 ワイン通、愛犬家としても知られる川島が現在、夢中になっているのがフランス語とクラシックバレエで、フランス映画祭のセレモニーに招待された時は感激したという。 ==================--- ★今日の誕生日★ ★★04月26日★★ -------------------------------------------------------------------------------- 風間杜夫:加藤浩次(極楽):田中直樹(ココリコ):綾小路セロニアス翔(氣志團):安田裕己(安田大サーカス):新井宏昌(野球):栗山英樹(野球):藤波行雄(野球):福留孝介:ターザン山本:大木こだま(漫才):品川祐(品川庄司):大橋純子(歌):魁三太郎:河口純之助(THE BLUE HEARTSベース):ブライアンウォーレン(野球):大村正樹(レポーター):斉藤貢(野球):丸尾英司(野球):玉置晴一(サッカー):寺内良太(サッカー):李景一(野球):川村清雄(洋画):リチャードソン(物理):ヴィドゲンシュタイン(哲学):アレイクサンドレ(詩):南都雄二(ミヤコ蝶々元夫):鶴ヶ嶺昭男(井筒親方):マイケルスミス(生化学):ペンジアス(電子工学):栃剣展秀(相撲):琴風豪規(尾車親方):有栖川有栖(作家):ロジャーテイラー(デュランデュラン):島本和彦(漫画):琴稲妻佳弘(粂川親方):辻谷耕史(声):手塚理恵(タレント):小松英子(囲碁):新谷かおる(漫画):飯田蛇笏(俳人):ルーテーズ:ヒューム(哲):ドラクロア(画):内田吐夢(映監):山本健吉(文芸評):胡桃沢耕史(作家):加藤秀俊(評):フランシスレイ(曲):中村時蔵(歌舞伎):ジョーダナブリュースター ====================== 今日の記念日 ーーーーーーーーーーーー ●七人の侍の日 1954年(昭和29年)のこの日、黒澤明監督の名作「七人の侍」が公開されたことから、映画ファンらが制定。 ●リメンバー・チェルノブイリ・デー 1986年(昭和61年)の今日、ソ連(当時)のウクライナ共和国のチェルノブイリ原子力発電所で起きた大爆発事故を忘れない日。史上最大級の事故は、原発の見直しも検討されるほど衝撃的だった。放射能による環境汚染も含め、その安全性にたえず警告を発していく日。 ============== 毎日新聞 「余録」 ーーーーーーー 安倍首相訪米 大名を1年おきに江戸と領地に居住させた参勤交代は、本来は「参覲(・)交代」だった。「覲(きん)」とは拝謁(はいえつ)という意味で、諸大名が将軍にまみえるのがもとの趣旨であった。 ではその会見、お目見えはどんな様子かというと、時代は下るが幕末の某大名の記録がある ▲お目見えは奏者番という取り次ぎ役によって順に進められた。 奏者番の披露があると将軍から大名に「夫(それ)エ」と声がかかる。 すると担当の老中が「讃岐(大名の名)は有り難く申しおります」と代理返答をする。 何とそれで終わりだった(山本博文著「参勤交代」講談社現代新書) ▲これだけなのに2度もリハーサルがあったから、大名にはよほど緊張する儀式だったらしい。 こんな話を調べたのも、安倍晋三首相の「参勤交代みたいな訪米をする時代ではない」との言葉を聞いて参勤交代とはどんなものかを知りたくなったからだ ▲安倍首相はきょう訪米に出発し、明日にはブッシュ大統領との日米首脳会談にのぞむ。 就任から初訪米まで7カ月とは戦後日本の首相として異例の長さである。 安倍首相が参勤交代を引き合いに出したのは、就任後の「お目見え」のような訪米にこだわるのはおかしいという趣旨だろう ▲ちなみに吉田茂政権最末期に行われた戦後初の日米首脳会談は別格として、首相就任後4カ月という訪米を初めてしたのは首相の祖父、岸信介氏だった。 「戦後レジームからの脱却」を唱える首相には、そんなめぐり合わせも胸中をかすめたのだろうか ▲だがその心中がどうあれ、東アジアの現実にとって過去のいつにもまして日米の緊密な連携が必要なことは首相自らがよく分かっていよう。 「参覲外交」を脱せたかどうかは、首脳会談の成果次第ということも肝に銘じていよう。 毎日新聞 2007年4月26日 0時08分 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年04月27日 04時20分00秒
|
|