ヨーロッパ、ドイツワインについてのいろんなこと

ワインだけではなくたまには観光のことも書きます。といっても今回は旅行らしかったのはオーストリアだけで、ドイツとオーストリアは酒と甘いものばかりで観光らしいことは何もしませんでした。

ということでオーストリアのグラーツに向かう時の話です。

オーストリアのウイーン以外の観光地といえば西のザルツブルグとその周辺のザルツカンマグートとインスブルックを訪れるコースがメジャーでツアーでもそれがほとんどなのですが、こっちのほうは行ったことがあるのでグラーツとセンメリング鉄道という２つの世界遺産を訪れることができる南を選びました。
ザルツカンマグートの湖畔の世界遺産の村ハッシュタルトには行ったことがなくてすごく行きたいのですが今回はあきらめました。ザルツブルグはミュンヘンからも近いのでいつか行ける機会もあると思ったので。

さて、グラーツにはウイーンから一本の電車で行くことができます。

西欧の列車は日本のようなオープンな車両がほとんどです。でも東欧の列車はまだまだ個室ばかりの列車が多いです。今回のはオープンと個室の車両が半々ぐらいでした。 

もちろん個室に乗っても値段は一緒です。しかもこれでも二等車です！混んでるとちょっとつらいのですが今回はこの6人用を独り占めしていました。

センメリング（Semmering）鉄道はアルプスを越えたはじめての路線ということで世界遺産に登録されました。センメリングを中心とする30分ぐらいの区間です。

この区間で特徴的なのは橋がこういうアーチを描いている橋だということです。
列車の後ろからがんばって粘って写真を撮って撮れました。
 

途中はでぐるっと街を囲んでレイルが敷かれています。横からこれから走る路線が見えているのがとっても不思議でした。山の中をを走っているのがよくわかります。

車窓なのですがあまりよい写真を撮れていなかったのですがこういったかんじの雰囲気です。

そして数分のトンネルを越えると一気に一面の雪景色になったのが印象的でした。

この写真ではまだ見えますが、ほとんど霧で何も見えなくなってしまいました。

正直この区間は絶景ではありません。ふつうにずっと観てて飽きない景色ではありますが。でも通過するだけで世界遺産をひとつ訪れることができるというのは魅力的です。
あと、鉄道オタクの人はセンメリング（かその前の駅）で降りて散策すると面白いと思います。各駅しか止まらないらしいですが降りてみる価値はあると思います。

でもウイーンの先のところもワイン畑が立ち並んでいたりしてこの路線はけっこう面白かったです。