今現在の自分のお気に入りの醸造所トップ5で考えてみました。
ピンポイントで大好きな商品や等級がある醸造所は除いていて、総合的に選びました。
あと個々のワインというよりは醸造の性質の方向性(たとえばエレガントなワインが多いとか)で自分の好みにあっているところばかりなので、ヴィンテージによって評価がかわるというかんじではありません(もちろん醸造所ごとに良かった年そうでなかった年はありますけれども)。
昨日ワインの在庫を整理したときに考えていたので自分のストックの写真も載せてみます。
全然意識してなかったのですが真ん中3本瓶が長いですね。この長さが入らないカーブもあります。ドイツではこの長さが通常というわけではなくたまたま集まってしまいました。左のが標準的な長さです。
一番右のは375mlです。甘口(ほとんどはアウスレーゼ以上)ではハーフボトルがたくさん存在しています。数が作れなくて貴重だからというのと極甘口は少しの量でも満足できるからです。
左から
Weingart ミッテルライン(産地)
Johannishof ラインガウ
Spreitzer ラインガウ
Markus Molitor モーゼル
Fritz Haag モーゼル
です。
好きな順番に並べたわけではありません。
順位をつけるのは不可能なのですが、一番好きな醸造所を挙げるとしたら同率でフリッツハークとヴァインガルトです。でも人に言うときはフリッツハークと言っています。ヴァインガルトを知っている日本在住の人はかなり少ないので説明するのが面倒だからです。
ヴァインガルトは12月に三回目の訪問をしました。最初は行くつもりはなかったのですが、時間がそこそこあったので強引に行ってきました。
ここでついでにそのときのことを書こうと思ったら色々思い出してきたので個別に書くこととにします。
ワインがすばらしいのはもちろんですがヴァインガルト一家もすごいいい人たちで、造られたワインだけでなくこの醸造所自体に僕は惚れています。長い付き合いをしていきたいと勝手に思っています。
この醸造所はミッテルラインでトップの評価をされているのですがとても庶民的良心的な値段なのも惚れている理由のひとつです。
フリッツハークはエゴンミュラーやJJプリュムと同等の評価をされていますが日本での知名度はこのふたつよりは劣ります。でも僕は一番ここが大好きです。親しみやすいワインなのです。わかりやすいといったら陳腐に聞こえてしまうかもしれませんが、おいしさが直で心に伝わってくる感じなのです。
フリッツハーク以外は甘口でも辛口(もしくは中辛口)でもすばらしいと思うワインがあるので、この5つの醸造所の中だけで食前から食後までの最高のワインをフルコースで選ぶことができます。いくらでもヴァリエーションが浮かびます。
フリッツハークだけは甘口のプロフェッショナルだととらえています。といってもカビネットからデザートワインまで甘みの幅は広いですが。
どれも味わいが似たような系統なのでドイツワインを知っている人はこのリストだけで僕が好きな味の好みを言い当ててしまうと思います。 一言でいってしまえばスッキリ系が好きといったかんじでしょうか。
フリッツハーク以外は一度は醸造所を訪れたことがあるのですが、そこでたくさんの種類を飲んですばらしさを知ったから、というのが訪問したことがあるところばかりランクインしている理由でもあると思います。
ここにあげているところの醸造所訪問のレポートは全て書いてあるので、カテゴリーのドイツワインのところから探してみてください。
このランクは今現在の考えなのですごいワインをたくさん飲んだ醸造所が現れたらまたトップ5が変わっていきます。トップ2だけは不動だとは思いますが。
ヴァインガルトとヨハニスホフのワインは日本にほとんど輸入されていないので、日本で購入するにはこのランクはあまり参考にならなくてすみません。モリトールのも輸入されているのでは良い質のは少ないです(特にシュペートレーゼ以上が少ないです)。
でも後のふたつの醸造所はたくさんの種類が輸入されているのでぜひ試してみてください。
それらのワインを載せておきます。
フリッツ・ハーク・クーベーアー[2006]年・限定品・フリッツハーク元詰FRITZ HAAG Riesling [20...
エストリッヒャー・レンヒェン リースリング カビネット[2006]シュプライツァー 750mlOestriche...
本当は他の等級のものを紹介したかったですのがどれも品薄だったのでこれらにしました。僕のベストではないですが両方とも充分おすすめできるレベルです。
フリッツハークのシュペートレーゼが楽天では03年のしか在庫がないのにはとてもびっくりしました。やはり僕が好きだと思うものはみなさん好きみたいですね。
逆にハークのはゴールドカプセルのアウスレーゼはたくさんの種類があるので、そこそこ裕福で甘口ワイン好きの人は今が買いですよ。
ブラウネベルガー・ユッファー・ゾンネンウーア・アウスレーゼ・ゴールドカプセル・フーダー12(...
まあそんなこんなで在庫整理ついでのネタ2連発でした。