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テーマ:管弦楽(49)
カテゴリ:吹奏楽
開催日:2023.9.23(土)14:00開演
場所 :長野市芸術館メインホール(1,292名収容) 巨匠のタクト、子どもたちに Vol.3 ensemble NOVA キッズプロジェクトに行ってきました。 プログラム 前半 NOVAキッズオーケストラ 1.W.A.モーツアルト/アイネ・クライネ・ナハトムジーク 第1楽章 アレグロ 第2楽章 ロマンツェ・アンダンテ 第3楽章 メヌエット 第4楽章 ロンド ensemble NOVA 2.P.チャイコフスキー/弦楽セレナーデ 第1楽章 第3楽章 第4楽章 後半 ensemble NOVA+NOVAキッズオーケストラ 3.M.ムソルグスキー/「展覧会の絵」 プロムナード 小人 プロムナード 古城 プロムナード テュイルリーの庭 遊びの後の子供たちの口げんか ビドロ プロムナード 卵の殻をつけた雛の踊り サムエル・ゴールデンベルクとシュムイレ プロムナード リモージュの市場 カタコンベ ローマ時代の墓 死せる言葉による死者への呼びかけ 鶏の足の上に建つ小屋 バーバ・ヤーガ~キエフの大門 4.M.ラヴェル/ボレロ スネアドラム:山本貢大 レポート アイネ・クライネ・ナハトムジーク マエストロ ユベール・スダーン氏からの呼びかけにNOVAが応じて3年前に企画が立ち上がったキッズプロジェクトですが、昨年4月29日ののVol.2の後、約1年半おいての開催となりました。そしてオープニングは、子供たちで編成されたNOVAキッズオーケストラによってモーツァルトの超有名曲であるアイネクライネナハトムジークが演奏され、モーツァルト特有の明るくストレートな曲調に、子供たちのとても素直な 音色がとてもよくマッチングしていて、4つの楽章を存分に楽しませていただきました。 弦楽セレナーデ ensemble NOVAによる演奏となりましたが、冒頭からの重厚な響きに「円熟の演奏」を感じました。プログラム構成の妙もあるかとは思いますが、アイネクライネが白とすれば弦楽セレナーデは黒というくらいガラリと雰囲気が変わり、そこはこれまで数々の本番をこなしてきたNOVAメンバーのただならぬ気合をひしひと感じた次第です。 展覧会の絵 昨年7月のポミエウインドアンサンブルコンサートで11人編成による素晴らしい展覧会の絵を聴かせていただいたことを想い出しつつ、今日はポミエのメンバー野も数名入ってのフルオーケストラによる展覧会の絵を1曲1曲噛みしめつつ楽しませていただきました。私の中では、自分が演奏した経験から展覧会の絵の中で最も難しいのは小人だと感じていますが、オープニングのプロムナードの後でいきなり壁にあたるということでムソルグスキーさんも容赦ない…と感じずにはいられないところでした。そして耐えて耐えてフィナーレのキエフの大門に突入する部分。突入後そのまま押し切らずに波が引くような静かな部分が出てくるというのも絵を鑑賞する人物の心の葛藤のようなものを感じずにはいられないところでした。 ボレロ 前回に引き続いてコンサートを締めくくるのは、あまりにも有名なボレロですが、繰り返される旋律で音がどのように増えてゆくのか…ということに着目しながら楽しませていただました。そんな中で今日一の場面と感じたのは、それまでピチカートでずっと伴奏をやっていた1番ヴァイオリンが一斉に旋律を奏で始めるところで、ここは目の覚めるようなインパクトがありました。そしてこの曲の主役はなんといってもスネアドラム!というのは誰もが承知しているところですが、こちらも昨年に続いて群馬交響楽団よりスネアドラムの名手である山本貢大氏を迎えての素晴らしい演奏となりました。 まとめ いろいろなところで活躍しているNOVAのメンバーですが、私もこれまでメンバーの単独リサイタルやポミエのようなグループで。また平素より御指導をいただいているメンバーも出演されていて、とても親近感を感じる公演となりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 29, 2023 06:05:49 AM
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