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金融危機もどこ吹く風。スイスのウインタースポーツ・スポットは、景気上昇に沸いているかのようなにぎわいを見せている。続く好天と十分な降雪量のおかげで、ホテルやレストラン、山岳鉄道の経営者はホクホク顔だ。
ベルナー・オーバーラントのグシュタード ( Gstaad ) では、休暇用アパートもホテルも年末年始にかけては満室状態。 「今からホテルの部屋を取るにはかなりの幸運が必要だ」 と言うのは「グシュタード・ザーネンラント ( Gstaad-Saanenland ) 観光局」のケルスティン・ゾンネカルプ氏。有名なスノースポーツ地域はどこも似たような状況だ。 スイス全国で活況 「グリンデルワルト観光局」のマリナ・トン氏も 「金融危機の影響はまったく感じない」 と言う。観光客の消費も例年と変わらず、町のホテルや休暇用アパートはやはり満室だ。 中央スイスの「アンデルマット・ゴッタルド・スポーツ鉄道 ( Andermatt Gotthard Sportbahnen ) 」のカルロ・ダニオト氏は 「クリスマス休暇中の業績は非常に満足のいくものだった」 と話す。乗客数は例年以上になったという。 スイス東部のグラウビュンデン州にある各リゾート地も同じく高揚している。「ダヴォス・クロスターズ ( Davos Klosters ) 観光局」のコルネリア・リントナー氏によると、クリスマスや年末年始の連休中の、ホテルの宿泊予約状況はかなり良いという。「アローザ ( Arosa ) 観光局」も「村はもう満杯」だと報告、シュクオール ( Scuol ) やサヴォニン ( Savognin ) でもホテルの空室はあとわずかしか残っていない。 数多くのウインタースポーツファンを雪山へと誘っているのは晴天の続く好天気だ。山岳鉄道はフル回転。何千人という観光客が最高のコンディションを整えたゲレンデでスポーツを楽しんでいる。「グラウビュンデン山岳鉄道協会」のシルヴィオ・シュミット会長は 「シーズンスタートに理想的な積雪があり、その後、晴天が続いている。まったく望むとおりです」 と満悦の体だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年01月03日 15時17分52秒
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