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【国頭】人口約270人の国頭村与那区(津波敏久区長)が今月中旬、約100年前まで区民が生活道として利用していた急こう配の峠道「与那の高坂(タカヒラ)」を復活させた。与那は険しい山に囲まれ、100年の間に生活道のルートが5回も変わった。24日には、最初の生活道・高坂を上って交通の便に苦しめられた当時の区民の暮らしぶりを体験するツアーを実施し、教育、観光資源としての活用法を探る。
高坂は与那から隣の伊地区に抜ける幅員約80センチ、全長約600メートル。急こう配の「難儀な坂道」と琉歌にも詠まれ、1917(大正6)年まで利用された。同年、荷馬車が通れる中道(なかみち)ができ、国頭郡道、旧与那トンネル、現在の与那トンネルと、生活道は変わった。 与那区は地域資源の再発見とそれを活用して区の活性化に昨年8月から取り組み、11月から高坂の聞き取り調査を実施。踏査、抜開作業を進める中で、高坂の両脇に段バル(段々畑)があったことや海が見える場所にユクイドゥクマ(休憩地)を作ったことなど、当時の区民の知恵や工夫も分かったという。 辺土名尋常小学校与那分教所時代、高坂を通ったという翁長シゲさん(99)は「高坂は険しく、手も使い上った。カラビサー(はだし)だったからね、たまには転んだりもした」と振り返った。 ツアーの問い合わせは国頭村役場企画観光商工課・大城さん0980(41)2101(内線224)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年01月23日 19時26分02秒
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