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カテゴリ:愛犬との暮らし・犬話
ずっと前にilife旦那がダウンロードしてくれていたのに見る機会を逃していたDVDをやっと見た。 Dog Whispererとして有名なCesar MillanのMastering Leadership Volume 1 : People Training For Dogs DVD 。 小一時間のMillan氏のレクチャーで、彼の犬に対する接し方の基本エッセンスがつまったDVDである。
彼は現在ロス在住だが、メキシコ出身の移民で英語が母国語ではないので、話す際に使う彼の英語はとてもシンプルでわかりやすい。 そして彼は生まれた時から動物達と一緒に育ったので、コミニュケーションの取り方に無駄がない。 レクチャーを聴いている人達からの質問にもスパスパと簡潔に答える。 DVDの内容は.....目新しい話題はなく、いつもの『Cesar節』が炸裂していたが、改めて思った事.....人間は文明を築き上げた地球上で1番知能の高い動物であるが、1動物としていかに余計かつ複雑な感情を持ってしまったか、そういう感情は、他の動物と接する、共存するのには一切必要ないんだ、という事。 そしてもう1つ、DVDで印象に残った事.....群れの中でもっとも強い犬になるのに性別は関係ない、ということ。 ilifeは犬には性別による行動やしぐさの違いはあると思うが、そういう行動やしぐさの違いが、犬の世界では、弱者や守られるべき者にはならない。 “一般的”に、人間の社会では女性、子供、お年寄りが社会的弱者と言われるが、犬の社会では統率力と腕力(肉体的な強さと精神的な強さの双方)のバランスがある犬が、群れの中のNo.1になる、という事。 犬の社会では、雌犬のNo.1、つまりDominant femaleがたくさんいるという事。 雌犬は強い子孫を残すためのパートナーを冷静に選ばねばならないし、妊娠する一時期は群れのリーダーの座から退くことはあっても、子供を生んだ後の雌犬というのは...これまた強い。 (←人間社会もそうかな?) 犬達は、人間本位の愛情や同情等は必要としていないし、人間そのものは犬達にとって必要のない動物、種なのである。 彼らに必要なのは群れを統率でき、バランスの取れた強いリーダー、ただそれだけ。 Millan氏はレクチャーの最後に言うのである。 『犬は色んな事を教えてくれる。 僕が犬と一緒に居たいから、彼らの欲求を満たしてあげている、ただそれだけなんです。』と。 人間の世界にも恋人にたくさんの貢物をする人がいるが、こと、関係が犬となった場合、犬との関係を強化するための1番の貢物は 『バランスの取れた強いリーダーになる』 に限るのである。 ■今日の1枚 ポートレート風なMisty。 人間社会の中ではいつもダディとマミィの後を付いて回る甘えん坊なMistyですが、犬社会の中では紛れもなくDominant femaleです...。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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