True Romance

　　　　　トロント周辺は気温が上がり、日中の気温は10-15度の秋晴れの日が続いています。　　明日から天気は少し崩れそうですが.....。

　　　　　先週末、コテージで義理姉の家族と過ごさねばならず、ＭｉｓｔｙとＨｕｔｃｈはかなり窮屈＆我慢を強いられることになったため、久々におもちゃを買い与えました。　　特大サイズのナイラボーン。　　でも、我が家のワンコ達は、屋内に居る時、あまりおもちゃ自体に興味を示しません。　　

　　　　　Ｍｉｓｔｙはボール、Ｈｕｔｃｈはフリスビーを何種類か所有していますが、これらは外で使うもの、という位置づけにしていて、普段は玄関先のクローゼットの中にあります。　　（車の中の収納スペースにもボールとフリスビーを１つ保管しています。）　家に居る時の彼らの過ごし方は、もっぱら...寝てるか、窓際で外を眺めてるか、食べてるか、適当にレスリングをしているか、ゴロゴロ甘えてるか。　　ナイラボーンはほんの少しカジられましたが、まだほとんど新品状態のまま、それぞれのクッションの上にあります。

　　　　　子供や犬が居るお宅へ伺うと、彼らのおもちゃの数、あまりの散乱ぶりにビックリする事があります。　　逆に、子供や犬の存在が感じられないほど、整然としているお宅にたまにビックリする事も。　　たまにビックリする、と言っても、考えてみれば後者が当然なんですよね。　　だって...家は誰の物...？　　　　　　　　　　

　　　　　子供や犬を学校や何かのクラスに通わすのはお金もかかることなので、家の中（屋内）でできる手軽なアクティビティやおもちゃは当然必要だと思いますが、おもちゃは与えたら与えっぱなし、ではなくておもちゃを通じて　『大事にする、シェアする、片付ける、おもちゃの目的やそれで遊ぶ場所の限度を知る』等.....学ぶ事がたくさんあるという所に、親は子供がまだ小さいうちによく注意を払う、教えるべきです。　　

　　　　　人間が（故意にも不注意にも）重罪を犯してしまう、人を大きく傷つけてしまったり、殺してしまったりする原因には、幼少期の教育環境が大きく起因します。　　よく　『普通の子供だった。』という親のコメントがありますが、このコメントこそ、罪を犯してしまった人が、子供の頃に大人達から十分な注意が払われていなかった、子供のすることだから...と放っておかれた証拠だとも思うわけです。　　

　　　　　自分が子供の頃...家で『おもちゃ』で遊んだ記憶はほとんどありません。　　誕生日やクリスマスのプレゼントは、遊園地や動物園や旅行へ連れて行ってもらう事でプレゼントされた物と言えば学校で使う文房具や本でしたが、どれも凄く嬉しかったです。　　物心が付く前(2才ぐらいの時）から習い事、学校の放課後のクラブや週末も家付近で遅くまで外で友達と遊んでばかりで、体には生傷が耐えない子供でした。　　11-2歳の頃まで、大切にしていた犬のぬいぐるみが１つあって、親に汚いから捨てなさいと言われて泣きながら捨てました。 中学生の頃、盗んだバイク（実際に盗みはしませんでしたが、友達が盗んだこと知って同乗したので同罪）が大破して、大怪我をして親と周囲の人々に多大な心配をかけました。　　高校生の時に見た夢で、いまだに忘れられない忌まわしい夢.....ずっと犬が欲しかったけれど、親からは子供だからという理由でずっとダメと言われ続け、早く大人になりたかった頃に見た夢です。　　夢の中で親に血統書付きのゴールデンレトリーバーを買ってもらって、最初の頃は可愛がってましたが、ある日、犬のことを忘れて海外旅行に出かけて、帰ってきたら犬は餓死寸前の瀕死状態で、私の目の前で息絶えるという酷い夢です。

　　　　　大好きな犬のぬいぐるみに、さよならを言わねばならなかった事、人の物を盗んで大怪我を負った事、大好きなはずの犬を死に追いやってしまう忌まわしい夢を見た事.....は、『実物とおもちゃ』　『現実と夢』　『大人と子供』　の違いを理解し、自覚、起こす行動の責任を負うという意味を身を持って知った、ilife自身にとっては、一生涯忘れないであろう大きく重い教訓となったわけです。



■今日の３枚



ディンギーの試し乗りに同乗させられたＨｕｔｃｈ。　　Ｈｕｔｃｈは『乗り物と水場』が大嫌い。　　頑張って黙って耐えるＨｕｔｃｈに、ダディは思わずキスせずにはいられなかったようです.....。



岸に着いて　『た、大したことナイじゃんっ...ら、楽勝だもんね。』なＨｕｔｃｈ。



乗り物も水場も大好きなＭｉｓｔｙ。　　『早く乗せて～！』とボートの周りをウロウロソワソワ。