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カテゴリ:ドラマ
★ 『 クローザー 』 (D life 土曜22:00 吹替え版) http://www.dlife.jp/lineup/drama/thecloser_s2/ 米国の刑事ドラマ。 全7シーズン (2005年~)。 現在、D life (BS258) にて、第2シーズンを放送中。 ロス市警の特捜班 (重大犯罪課) での殺人事件捜査と容疑者の取り調べの様子を描いた、よくある一話完結型の刑事ドラマなのだが、ジェリー・ブラッカイマー製作の刑事ドラマ (『CSI』 シリーズ、 『コールドケース』 等)によく見られるようなチーム編成 (ナイスミドルな部長、才色兼備な30歳前後の女性部員…など) とは、一味違う人物設定なところが、ちょっと面白い。 主人公は、部隊のチーフの女性刑事 (ブレンダ) なのだが、この人が、従来のテレビドラマ上の 「女刑事」 のイメージから、かなり逸脱しているのだ。 従来のイメージといえば、 「顔よし、スタイルよし、パンツスーツが似合い、男顔負けの度胸とアクションをこなす、サバサバ、カッコいい系」 のお姉さん(…ですよね?) 。 このブレンダは、まあ、 「金髪美人」 と言えなくもないが、年齢は40歳代、ファッションは、まるで 『デスパレートな妻たち』 にでも出てきそうな、明るい色のニットやピラピラしたスカートなんかを着ていることが多く、見かけからして、刑事と言うより、ちょっとハイソな「PTA向き」 な雰囲気。 無駄に、大仰な愛想笑いをしたり、ヒステリックに部下を叱りつけたり、スイーツ依存症で、イラつくと安っぽい菓子を貪り食ったり…と、わざわざ 「中年女性」 のイヤな面を強調して体現しているような感じ。 突然、南部から配属されて来た 「よそ者」 だったこともあり、一部の男性部下からは、当初は反抗的な態度で迎えられる。 ところが、このオバサンが、場違いな 「オバサンパワー」でニコニコと容疑者を油断させていたかと思うと、底意地悪く容疑者の言葉尻を捉え、追い込み、難事件の真相を明らかにしてしまう (事件を終わらせる女、の意から 「クローザー」)。 同僚や部下にも、取り立てて 「見映えの良い」 キャラクターはいない。 だが、ブレンダのヒステリーに、毎回 「ドン引き」 しながら、次第に彼女を信頼し忠実に従う、無骨なオッサン刑事達が、何ともユーモラスで目が離せない。 パターン化された 「美人刑事」 や、妙に有能で渋い 「男性ボス」 に飽きた人には、お薦めのドラマだ。 <関連日記> 2011.9.16. 『 CSIマイアミ 』 シリーズは 何故、眠くなるのか? 2011.11.4. お食事中はご注意を・・・ 『 CSI:ニューヨーク 』 2011.11.5. ちょいちょい泣ける刑事ドラマ・・・『 コールドケース 』 2012.5.4. 米国ドラマ&バラエティー中心の 新BS 無料放送局 ・・・ Dlife
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最終更新日
2016年10月11日 23時04分44秒
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