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2016年10月14日
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カテゴリ:漫画・アニメ
★ 『 ユーリ !!! on ICE 』 (テレビ朝日系)
http://yurionice.com/#top


テレビ朝日 (水曜深夜) にて、第2回まで視聴。


久保ミツロウ ( 『モテキ』 ほか)、山本沙代 (アニメ監督) 原案の、フィギュアスケート男子シングルの世界トップ選手らを描く オリジナルアニメ。


予備知識なく録画予約した当初は、正直言って、深夜アニメには滅多に手を出さないテレ朝 ( 『新世界』 以来?) が、グランプリシリーズの話題作りにと、とち狂って製作決定してしまった 「腐女子向け」 大爆死物件になるんだろうな、というイヤな予感しかなく、だがしかし、スケオタでもある私が観ないわけにもいかず (?)、恐る恐る見始めたわけだが、ぶっちゃけ、2話までのところ、ヒジョーに面白い。


正確に言うと、まず、1話のスケート滑走シーンから、アニメーションのクオリティーの高さに目が釘付けになった。


良くて3DCGか、下手すれば静止画ばかりでごまかすのだろうと思っていたが、フィギュアスケートの細かいステップや上半身の動きまで、線画で、かなりよく再現できている。 男性スケーターの筋肉の美しさも実際に近い感じに描かれているので、アニメなのに臨場感がある。

例えば、ルッツジャンプ (一般的に、後ろ向きから左足のアウトエッジで踏み切り、右足のトゥを突いて跳ぶジャンプ) など、ジャンプの種類別の踏み切りの姿勢や力の入り方などが、きちんと描き分けられているので、素直に感心した。


ストーリーは、スランプに陥った日本選手 (勇利) の里帰り先の温泉宿に、ロシアのトップ選手が 「押し掛けコーチ」 としてやって来て、さらに若手ロシア選手 (ユーリ) までが彼を追って来るという、全くあり得ない状況から始まるが、まずは、その荒唐無稽な世界設定こそが 「賢い選択」 だと思う。

と言うのも、ヘタに日本選手の国内での代表争いやら、実在の日本選手を連想させるキャラ設定などでリアルに近い話を描くと、いくらフィクションだと断っても、一部のスケオタが黙っていないかもしれないからだ。


以前紹介した 『銀盤騎士』 のAmazonでの評価が、ある出来事を契機に急落した。

詳しくは知らないが、どうやら、作者の小川彌生さんがSNSで、フィギュアの採点に絡めて、羽生選手のコーチ (ブライアン・オーサー) への中傷と取られるコメントをしたらしい。

作品が 「 “棚橋伝輔” の引退後の日本男子代表争い」 という設定だったことや、作者が 「高橋大輔ファンらしい」 という話も相まって、一部の羽生選手ファンが激昂。 作品への攻撃という行動に出たようだ。


私自身は、フィギュアスケートの八百長疑惑といった類の噂話は ハッキリ言ってウンザリで、その昔、伊藤みどりが当時の採点システムのせいでなかなか勝てなかった時代からずっと不条理を感じてきたものの、今はもう 「採点競技である以上、それを疑いだしたらキリがないし、競技自体が成り立たない」 という結論に達しているので、小川さんが、公にその手の発言をしたとすれば迂闊だったと言わざるを得ないが、それでも、そのことと彼女のフィクション作品への評価を一緒くたにするべきではないと思う。

作家が気に入らない発言をしたからと言って、ろくに読んでもいない著作物まで貶める一部のスケオタたちのメンタリティがよく分からない。 「作家の発言に傷付けられた」 と言いたいようだが、だからと言って、悪意に満ちた書き込みで、純粋にその作品のファンである無関係の読者を不愉快にさせる権利も無いだろう。


最近の一部のスケートファンの粘着性や被害妄想は、ちょっと度を越している。 ブライアン・オーサーがキム・ヨナのコーチだった頃は、日本 (浅田真央) ファンの多くが 彼を目の敵にして叩いていたと記憶しているが、羽生選手のコーチになった途端に 掌返して全面擁護。さらに、自分の贔屓の選手以外は、同胞の日本選手でもクソミソに批判し、ちょっとした発言を槍玉に叩きまくる。


とどのつまり、フィギュアスケートは 今や、ヘタに触れると大やけどしかねない潜在的炎上物件。 …まあ、炎上しても視聴率が稼げるならテレ朝的には御の字かもしれないが…。


ともかく、その辺を意識したかしないか知らないが、主人公を現役選手とは余りダブらないキャラ設定にし、ライバルもロシア等の外国人中心に展開する (らしい) ところは、炎上回避策の一つにはなっていると思う。


まあ、そんなフィギュア界事情を抜きにしても、キャラクターの魅力や、ギャグのテンポなど、今のところ、かなりの期待が持てる。

このところ、深夜アニメにも飽きてきて、特にオリジナルアニメには落胆させられることの方が多かったので、ストーリーや作画を含めて、このままのクオリティーを維持してくれればと願う。


地上波での放送は2回まで終わってしまったが、第1回は 「テレ朝動画」 で無料配信中、第2回は16日 (日曜深夜25:00~) にBS朝日で再放送の予定。



***********

以下、作品とは無関係な、フィギュア男子に関する個人的な雑感。


一応付け加えておくと、私は、高橋大輔も羽生結弦もそれぞれ大好きだし、基本的には日本代表選手は全員、応援している。


特に選手としての成長過程を見るのが好きなので、挫折やケガから何度も立ち上がり、シーズン毎に踊りの進歩が見られた高橋選手はずっと飽きずに応援できたし、羽生選手はソチ五輪優勝の2年前くらい(オーサーコーチにつく前)が、伸びしろへの期待値MAXで、観ていて本当にワクワクした。


そういう意味で、私的に現在の筆頭注目株は 宇野昌磨。

一昨年位からの宇野選手の成長速度は、同時期の羽生選手を凌いでいるかもしれないと思う。

シニアに上がる前の1年余りで、苦手だった 「3アクセル」 と 「3ルッツ」 を完全に克服、同時に 「4トゥーループ」 もモノにし、昨シーズンは世界選手権後のわずか1ヶ月ほどの間に、 「4フリップ」 と 「3アクセル+1ループ+3フリップ」 (世界選手権までは2アクセルだった) を実戦で使えるまでにしたド根性 (?) には、心底ビックリさせられた。

まあ、宇野選手があそこまでやれるのも、羽生選手が男子シングルの限界を身をもって打ち破って見せたからこそではあると思うが。


<関連日記>
2012.6.11. 久保ミツロウ 『 モテキ 』…… オトナになることを猶予されている世代の恋愛事情

2012.11.3. アニメ 『 新世界より 』 (第 5 回)…… 「老害」 か、 「センスの相違」 か

2013.8.5. 小川彌生 『 キス & ネバークライ 』…… フィギュアスケート ファンも楽しめる

2014.5.27. 小川彌生 『 銀盤騎士 』…… フィギュア男子の過酷な闘争の内情を ラブコメ漫画で学ぼう



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最終更新日  2016年10月14日 22時55分20秒
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