|
カテゴリ:青森
青森県三戸町と岩手県二戸市との間にかかる橋、青岩橋(せいがんばし)を紹介します。
青森県三戸町目時と岩手県二戸市金田一は、馬淵川で隔てられています。青岩橋は、その馬淵川を跨ぐ、長さ189m、幅6mのコンクリート製の橋です。昭和10年8月20日に竣工。 ![]() 明治の時代までは、青森と岩手を結ぶルートは奥州街道でした。馬淵川が大きく蛇行する場所。奥州街道もそれに合わせて迂回する、大変な難所として知られています。明治天皇の御巡幸の時には、馬車が動けなくなったというエピソードがあります。 ![]() 明治18年に初代の青岩橋が完成したものの、大正5年には台風で流されてしまいます。その後は何度橋をかけても洪水で流れてしまいました。 ![]() 昭和10年にコンクリート製の青岩橋が完成。待ちに待った橋の完成に、地元民は沸きました。落成記念式典に約3000人が集まったそうです。 ![]() しばらくこの橋が主要なルートでした。1970年に国道4号線に、新しい青岩大橋が完成。青岩橋は、役目を終えました。 ![]() 青岩橋。 2006年には土木学会の土木遺産に登録されました。2010年、餘部の鉄橋が供用停止してからは、日本最長のトレッスル橋として評価。古い青岩橋は老朽化が著しく、車の通行はできません。歩いて渡ることはできます。 ![]() 歩いて青森・岩手県境を往復しました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[青森] カテゴリの最新記事
|