櫻の思い出と言っても、二貝の女が木に掛かると言う話しではありません。四十歳の看護師さんの話しです。看護師として勤務していた時に、骨髄性白血病で入院していた五十代の男性の患者がいて、その方は白血球の数が少なく感染力が高い為、減菌された部屋に独りで入院していました。血液検査の結果が安定しない為、病室から出らず、ストレスがかなり溜まって居たようで、病室へ行くたびに「外へでたい」と訴え続けていました。私も、この静かで暗い部屋に独りでいて、どんなに辛いだろうと思って居ました。
ある櫻が満開の日、血液のデータが少し安定していたので主治医に外出を許可して頂き、車いすで櫻並木を散歩しました。病室に戻ると先輩の看護師たちに「信じられない、こんな時に外出させるなんて・・・・」と白い目で見られました。その後その方は他界され、しばらくして奥様が病室にいらっしゃり、私にぜひ話しがしたいことがあるとおっしゃり、主人は、入院中ずっと日記をつけており、つらい入院中、一番嬉しかったことは、櫻を見に行ったことだと書いておりました。あんなに辛い入院生活で、そんな幸せな時間があったんだと思ったら、とても救われました。本当に、ありがとうございました。幾ら感謝しても感謝しきれない思いでいっぱいです。本当に、ありがとうございました。
涙が止まりませんでした。検査データも大事ですが、数字ばかりに捉われて居ると、本当に大事なことを見失ってしまうのではないかと改めて教えて貰いました。・・・この看護士の女性の人を思いやる心が光っている。今の大病院のやり方を見て居ると、この様な人を思いやる心を例え持ち合わせている看護師が居ても、その実行を許してくれる環境は難しいと言うのが現状の様にラッキーは思います。自分達の責任を問われない様にすることで必死ですよ現場は・・・
今の日本人の平均的日常を見てごらんなさい、もう、幼稚園から生徒と名が付く人達は囚人の如くに規則に雁字搦めで、競争を勝ち抜くことだけを教え込まれ、ベルトコンベアーの上を走らされ、遅れる者は足を払われ、勝ちぬいた者達は企業の傘の下にぶら下がり、戦士として戦うんです。昼は、牛丼屋のカウンターに一列に並んで給油の如しにエネルギーの補充です。昼の牛丼屋を始めて見た時、まるでガソリンスタンドで給油して貰っている車の様に見えました。猫も杓子も、牛丼やハンバーガーが定番の日本のサラリーマン戦士の姿は、まるで飛べない遊園地の飛行機の様です。
必死の形相で働き、能力が落ちれば戦力外通知ひとつで廃車となり、車検切れの車は、定年と言う名誉を頂きスクラップで、行きつく先は、病院の家畜として飼育される運命が待っている。医者からは治療を受け管理者からは虐待されつつ背負ったネギを刻み続ける姿を見て、寒気がするのはラッキーだけでしょうか。そこに気が付かない人達が多いのも事実なんですが。一般的な成功者と思われている人達の暮らしを見てください。三ナンバーの車に乗り、マンションをひとつ手に入れ、子供二人を共働きで養い、一生掛かって借金が無ければ万々歳と言える暮らしでしょう。小便して寝ます。
あなたの幸せと健康を祈ります(^^)v
【ラッキーの一言】真理に目を向けなければならない時が来ている様です。
ラッキーでした(^O^)/
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最終更新日
2013.09.30 22:17:01
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