素敵なこと、京都から。

あるライターの方のプロフィールに
懐かしいキーワードを見つけた。

「初代愛車はコロナクーペ」

この車の名前を聞くだけで
その頃流れていた美しいCMを思い出す。
そのCMに魅せられて、
コロナクーペのファンになった。
そして、
その販売店に就職を決めるまでに。

同期入社の友人で
私と同じ思いを持って来た彼女は
入社後、すぐにクーペを購入した。
赤いクーペがすごく似合っていた。

乗りにくい、見ずらい、運転しにくい
ドアが重たい。

でも、私たちはクーペが大好きだった。
購入を決めていただいたお客様には
特別の思いを込めて
大好きなクーペをピカピカに磨いて
納車したものだった。

私が購入するのを目前に
TOYOTA自動車は生産終了を決めた。
結局、
私は後継モデルとなった
ハードトップを手にいれることとなった。

使い勝手は断然よかった。

あれから２０年、
不意なところで
この大好きな名前をみつけて
昔の恋人に会ったような気がして
ちょっと嬉しかった。