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テーマ:好きなクラシック(2324)
カテゴリ:シューマン
第1曲目の「森の入口」の冒頭からして静かで力みがなく、 森へ入る不安さえ感じさせるタッチが好感を持てる。 『蝶々』もよい。 だが、併録のブラームス『6つのピアノ小品集op.118』については、 まだまだ往年の巨匠たちに及ぶ域には達していないのは致し方のないところか。 (この曲を御するには、ウィルヘルム・ケンプの枯淡の境地が必要だ。) このCDのタイトル(企画)は、シューマンとブラームスを「リエゾンス(融合)」する ということだが、いささか大風呂敷にすぎるというもの。 しかし、若さゆえの純粋な意気込みが、羨ましいほど輝いている一枚。 シューマンの佳品を味わうものとしては、傑出した録音といえるだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010年08月29日 01時24分01秒
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