憑狐の九十九市

妹のついでに異世界召喚された俺、勇者と魔王のお父さんになる!? (ブレイブ文庫) 文庫 2019/11/28
栗栖ティナ (著), 一二三書房 (編集), ちょこ庵 (イラスト)

【あらすじ】

追放された家事スキルSSS級おっさん、可愛い勇者&ロリ魔王とスローライフする!
妹に巻き込まれて異世界に召喚されたコータ。家事が壊滅的な妹や勇者を見かねて魔王討伐の旅に同行するが、騎士に疎まれてパーティーから追放されてしまう。しょうがなく彼は、たどりついた辺境の村で、コータをお父さんと慕う魔族の少女ラヴィと暮らしていた。そこに、勇者セシルや妹のリマが使命をほっぼりだして訪れてきて、セシルまでもコータをお父さんと呼び始めて……。実は魔王なラヴィと勇者のセシルの、奇妙なスローライフが始まる!

【ひとりごと】

聖女として妹リマのついでに異世界に召喚された兄コータはエルム教団に急かされて魔王討伐へ。だが、教団の思惑によってメーリスに転移の罠にかけられ森に転移してしまうコータ。そこでオーガに追いかけられているラヴィと遭遇し、助け、魔族と人の境界付近の町で暮らすことになる。なお、勇者とリマはすぐにコータたちを発見し、合流。そのまま町でのスローライフ。だが、それを快く思わぬ教団や過激派の魔族の思惑によって次第に魔の手が近寄ってきて、魔王と勇者の対決へと持っていこうとされる。魔王と勇者は手と手を合わせてそれを解決する。

というのが大体の流れで、とりあえず言いたいことは、冒頭の転移の罠の時にメーリスにやられたって叫ぶ程度の時間はあったし、美少女三人との混浴とかありまして、なんだかなーって思う。あと、リマもお胸はメロン級というけれど、聖女の恰好の時でも混浴の時でも挿絵にそんな風に描かれてはおらず、どちらかっていうと貧乳からBくらい？　の部類だよねって言いたい_(:3」∠)_勇者のほうが大きいんじゃないかな。文章と絵に齟齬があるよ。

あと、終盤。魔物たくさん。勇者と聖女疲弊。魔王が拉致られ、教団の手によって町の雰囲気は打倒魔王。そんな状態で拉致られ魔王の居場所へ。そこには罠があるよ。あわよくば勇者と魔王をって感じの。
まあ、王道的といえば王道だけれど、なんか雑だなぁと思わなくもない。ラヴィが家出というかスマホ取りに行った時だって、かなり時間たっているはずなのに、都合よくラヴィが悲鳴を上げ、ラヴィを助けるって感じのご都合展開。話的には問題ないんだけれど、どこかでみたような展開で、食傷気味に胃もたれを起こしたよ(´・ω・｀)終盤も王道的な感じ。主人公の父親能力の拡大解釈がすごすぎて、なんかやばいなーって感じ。ぶっちゃけ、創造神がいたら、創造神のお言葉のように一喝されて委縮するって展開。もう何でもありだなって感じ。

なので、評価は普通かそれ以下。
読めなくはないが、面白いとは思わない。つまらないとか駄作いう感想は、まあ、うん、出ないとは思うけれど、読者を選ばないとそうなる感じ。ぶっちゃけ、本筋はお父さんになってスローライフが主軸なので、異世界異世界はしない。ジャンルはロリ魔王とかわいい勇者におとうさんとよばれてでれでれするのが本筋なので、まあ、タイトル通りな感じ。タイトルでつまらなさそうと思ったら避けたほうがいい代物。タイトル見て興味わかないと読んでもつまらない感じになりそうだお_(:3」∠)_



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[新品][ライトノベル]妹のついでに異世界召喚された俺、勇者と魔王のお父さんになる!? (全1冊)