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徒然萬成

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2022.05.14
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カテゴリ:国内外問題
ウクライナ情勢は予断を許さない。

欧米と日本は、ゼレンスキー大統領を英雄扱いし、ウクライナの支援を続ける。
しかし、それ以外のアフリカや南米はウクライナに加担することもなく、中国、インドも同様だ。

この戦争をどのような形で終結させるのか、一国の大統領や世界のリーダーたちは考えているのだろうか。
ゼレンスキー大統領の発言を聞いている限り、ウクライナ国民が最後の一人になるまで戦いを止めないかのようだ。
そうしているうちに欧米が支援してくれてロシアをやっつけられるだろうと。

しかし、ロシアに勝つためには、ロシアを占領しなくてはならない。
そこまで、欧米が踏み込むか。
そこまでやろうとしたときには、世界大戦になることだろう。
その前に、ウクライナから人はいなくなり、建物その他もなくなるのではないか。

日本も、ウクライナに軍事支援をしている以上、情勢がエスカレートすれば、ロシアからの攻撃を受ける可能性は否定しきれなくなる。
北朝鮮や中国と連動して、北海道や沖縄から責められると、それに対抗できるのか。
アメリカはそのときに、果たして日本のために戦ってくれるのか。

バイデン大統領は、ウクライナに金と口と軍事支援はするが、軍隊は送っていない。
すなわち、ウクライナに、ロシアとの戦争をさせているのだ。
日本に対しても、日本を戦場として、同様の対応をするのではないかと考えておいた方がよいだろう。

遡って、バイデン大統領は、今年2月の開戦の直前には、ロシアが決して飲めない条件を提示した。
そして、開戦を避ける努力をするどころか、話し合いも拒否したのはアメリカ側だった。

第二次世界大戦の開戦おいても、アメリカは日本が絶対に飲めない条件を提示し、ABCD包囲網で封鎖し、日本から戦争を開始させるよう追い込んだことも思い出させるような事態ではないだろうか。

バイデン大統領は、オバマ政権下での副大統領時代から、ウクライナには深くかかわっている。
ウクライナの体制を親露から欧米寄りにし、武器を売り、ウクライナの政治情勢を秘かに動かしていた人物の一人とされている。

バイデン大統領は、それぞれの民族が平和共存し、それぞれの多様性を認める考えではなく、アメリカ的民主主義こそが最高で、それを押しつけようとする。
そのため、長期政権は、善政を敷いていても国民から支持を得ていても、独裁とみなしているかのようだ。

プーチン政権を倒しロシアを弱体化させたい、そのためにウクライナに戦わせている見方も出ている。
また、息子のハンター・バイデンのウクライナ疑惑や中国疑惑を何とか隠したいという意図もあるのではないかと言われている(いずれの疑惑もバイデン氏が副大統領だった時代に起きている)。


一国のリーダー、世界のリーダーとなる人が、どのような考えに基づいて、国や世界を動かそうとしているのかは、とても重要である。

ウクライナ東部でのロシア系住民への迫害は相当なものであったらしく、ロシア系住民の保護にプーチン大統領は動いた。
ゼレンスキー大統領は、ロシア系住民の迫害を止める手を打つことはなかった。
ウクライナのなかにもネオナチと呼ばれる人々や過激な人たちもいるため、そこではロシア系住民の迫害が行われていたのだ。

単純に、どちらが戦端をきったかだけで、どちらかが正しいかを判断するのは危険だろう。
マスコミの報道も一方的だ。もう少し公平な目で見る報道があるべきだろう。

少なくとも、日本にとってロシアとの関係悪化による影響は、経済だけでなく、平和を守る意味でも多大なものがあるだろう。


どこに向かうのだろうか。
もともと住んでいるロシア系住民も守り、ウクライナも守る平和的共存ができる体制を描いて、そこに終結を目指すべきだろう。
ロシアにとっての安全保障、ウクライナにとっての安全保障という観点もいるだろう。
一人の人間が英雄扱いされるためだけに、最後の最後まで戦闘を続けてはならない。
落としどころを考えなければいけないのではないか。


日本にとっても、どのように対応していくかで、日本の将来は変わると言っても過言ではないだろう。

日本には独立国家としてあるべき姿も求められ始めている。
日本は変わるべき時が来ている。


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最終更新日  2022.05.14 10:45:17
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