盆の客といふも幼虫移しやる
大文字8月16日は五山の送り火が焚かれる。ふるさとの西陣では母は8月13日に千本閻魔堂で精霊を迎え、衣笠山の左大文字から精霊を見送っていた。お盆には仏壇に様々な供物が並び、灯明を絶やすことはなかった。そして親戚や縁者がお仏壇にお参りにきていた。いわゆる盆の客である。揚羽の幼虫今の我が家には連れ合いの父母の仏壇がある。しかし縁者が京都や鳥取のため盆の客を迎えることはない。ところがこともあろうにベランダの植木に揚羽の幼虫がいることに気がついた。今年は山椒を家の中に入れていたので、安心していたところ、昨年の春に埋めたポンカンが芽吹きそこへ揚羽が産卵したようだ。とんだ盆の客に驚き、ここでは育たないので近所のミカンの木にこっそり預けてきた。 盆の客といふも幼虫移しやる クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・秋・人事・盆の客