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カテゴリ:弦参(ツル・サン)のひとりごと
音信不通のM田さんのおたぬじょうび。
今日で87歳になるはず。 昨年秋から2度訪問したが、誰もいない。 地域包括支援センターに問いかけたが、おばちゃんはまだご存命で、ただし行方が分からない。 今日はおじちゃんの誕生日なので、ひょっとしたらと思って休暇を取って行くことにしていた。 朝は5時起きなので、いつもより楽なはずなんだが、なかなか起きられず。 が、予定通りに敦賀へ向かう。 新快速は途中で前4両切り離しとなるので、停車中に乗り換えたらいいと思っていたが、意外にもこの便は京都駅で切り離しだったので、危うく座れなくなるところだった。 9:50に敦賀駅到着。 お宅に着き、インターホンを鳴らす。 以前と違って音が鳴っていた。 また、玄関先が綺麗になっていた。 ひょっとしてと思ってインターホンを粘り強く押し続けた。 おばちゃんが居てた。 まずは、ほっとした。 すぐに家に招じ入れてくれたので、6年ぶりにお宅に上がる。 家の中は決してきれいではないが思ったほど荒れてなかった。 認知症が進んでいると思っていたが、おれのことは鮮明に覚えていてくれた。 息子のようにかわいがってくれてたから。 おばちゃんはすっかり白髪になり、80代のおばあさんになっていた。 おじちゃんは、不在。 が、統合失調症のせいか被害妄想が酷い。 おじちゃんは3人の男に引きずられて連れ去られたという。 おじちゃんの姪が葬式に来るように言いに来たらしいが、自分の家から葬式を出さないのに、勝手にどこかのお寺でやるのに行かないと言って、参列しなかったらしい。 おじちゃんがどうやって亡くなったのか知らないと言っていた。 ただ、市役所に言ったら死亡診断書を見せられた、その後遺族年金が支給されていると言っていた。 おばちゃんが缶コーヒーを買ってきてくれというので、一旦表に出て、そのタイミングで、昨年連絡をした地域包括支援センターの担当者に電話をし、現況を伝えた。 缶コーヒーを買って戻り、何が欲しいのか尋ねると、握り寿司が食べたいというので、平和堂へ買いに行くことにした。 外出のついでに地域包括支援センターまで足を延ばし、アポなし訪問だったが、担当者と上司と面談。 そのあと平和堂で買い物して帰宅。 意外にも食欲があって安心した。 おじちゃん用に菓子も買ってきたが、それも食べたいと言い出した。 滞在は夕方に及び、おれも明日は仕事なので6時前の新快速に乗車するため、5時半過ぎにおばちゃん宅を後にした。 遺族年金が15日で今6千円しかないというので、3万円銀行からおろしてきて手渡すと喜んでくれた。 もちろん、おれの恩返しはこの程度ではないと思っている。 携帯電話の番号と高松の実家の住所と連絡先も教えてもらったので、これでとりあえず万一の連絡が取れるので、安堵した。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.04.06 21:31:45
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