俺が好きなタイプの選手は、ガッツがあって縦横OKでどんなレースでも車券の軸にし易い選手です。
逆に嫌いなタイプの選手はと言うと、着拾い専門の流れ込みマーカーとレースが汚い選手です。
今回は、俺が注目している選手を紹介してみます。
宗景祐樹(栃木・84期)
「好きな選手は?」という質問には、迷わず答えるのがこの選手です。
事故点を恐れないガッツのある走り。
先行、捲り、追い上げ、分断策と何でもこなせるまさに自在選手のお手本の様な選手です。
レースが強引すぎて常に事故点が付きまとっているんですが、
それだけ真剣に勝利を目指しているということだと思うので、これからも大暴れして欲しいものです。
大塚健一郎(大分・82期)
この選手も事故点とは切っても切れない関係です。
宗景と違って自在ではなく追い込み一本なんですが、そのレース運びは実に強引。
目標が無い時は、大体は別線の番手に切り込んで行きます。
縦の脚も鋭く、3番手からでもカミソリの様な差し脚を見せてくれ、
車券的にも非常に狙いやすい選手だと思います。
怖いのは落車と失格ですが・・・。
佐藤慎太郎(福島・78期)
同姓同名の選手が同じ福島にもう1人いるんですが、G1戦線でもお馴染みの方の慎太郎です。
この選手の安定感は抜群で、好不調の波をあまり感じさせません。
大レースの決勝になるとやや勝ち切れない印象はありますが、
先行選手を大事にする走りは好感が持てるし、自分がするべき仕事もキッチリとこなします。
キャラ的にも憎めない面があり、茶目っ気タップリのインタビューはいつも楽しみです。
手島慶介(群馬・75期)
2003年のオールスター競輪の最中、宿舎に携帯電話を持ち込む大失態を犯してしまったんですが、
1年間の斡旋停止を乗り越えて復帰してきた手島は以前とは別人でした。
強烈な捲り脚を武器にF1で優勝を重ね、現在は大レースでも常連組の一人にまで登りつめました。
横はそれほど得意な印象は無いんですが、捲り追い込みを中心とする縦脚は
現在の競輪界ではトップクラスに位置すると思います。
先日行われたふるさとダービー(G2)を制覇し、賞金枠で年末のGP初出場が濃厚ですが、
12月に行われる全日本選抜(G1)を優勝してGPに出場して欲しいものです。