寛仁親王牌 決勝戦結果
5脇本-7竜生-2平原
ワッキー、清水、浅井、平原、一成で周回。
青板で一成が抑えようとするが、ワッキーが突っ張って出させず。
一成は結局7番手に戻り、ワッキーが徐々にペースを上げるかというところで、
鐘前で3番手から清水が意を決して奇襲の先行勝負。
ワッキーは落ち着いて3番手に入り、
浅井がやや中途半端な動きになったところを平原が掬って近畿コンビ追走。
ワッキーは最終2角から一気に車間を詰めて豪快に捲り切り、
竜生と平原も食い下がるが及ばず、文句無しのG1戦連覇のゴール。
これまた「強い」以外の言葉が見つからないレースでした。
スタートは意外と楽に近畿コンビが取り、
この時点で大方の流れは見えたようにも思えましたが、
一成の抑え方が甘く、単騎の両者もこの展開では下手に動けず、
あとはペース駆けで勝負ありかと思ったら、
ここから思い切って仕掛けた清水は見事な競走だったと思います。
浅井が中国コンビを追うような動きを見せたところも1つのポイントで、
近畿コンビの後ろにいても優勝までは厳しく、
判断が難しいところではありましたが、ここでの平原の冷静な動きはさすが。
厳しい展開の中で、自分に出来る精一杯の競走は出来たように思います。
ゴール後のワッキーのパフォーマンスやインタビューも風格すら漂っており、
名実ともに、輪界のトップまで登り詰めて来たなと感じました。
最終日10R(特別優秀)結果 9椎木尾-6南潤-1中村浩
(レジまぐ予想記事より抜粋)
好位を取り切って好機に仕掛けると見て木暮を軸。
椎木尾が仕事した時に、俊敏に内を突きそうな中村が妙味です。
2車複(2車単) 2=519 穴目で、1=96
3連複 2=5=1934 2=1=96
中村は選手紹介から和歌山コンビに決めたような感じで、
南は余裕でペース駆けに持ち込み、椎木尾は車間を切りながら好アシスト。
中村は最終3角でシビアにインを突けたようにも思えましたが、
この位置に決めた以上は、多少の遠慮も入ったか、
正式なラインでは無くとも、ラインの競走に専念する格好となり、
結果的にはワンツースリーですし、責められないかと思います。
最終日11R(特別優秀)結果 4雄太-7中川-5響平
(レジまぐ予想記事より抜粋)
番手から縦に踏みそうな松浦を軸で狙います。
2車複(2車単) 9=145
3連複 9=1=4527
ここは何とも不可解なレースになってしまい、
松浦の身に一体何が起こったのか?
車体故障では無さそうですし、身体に何らかの異常が発生したのか、
勝負所でズルズルと後退し、早々に戦線離脱。
橋本は已む無くインを突き、諸橋と絡んでこちらは車体故障。
負け戦は全体的に落車やくだらないアクシデントが多く、
決勝戦が素晴らしい競走だっただけに、残念なシーンが目立ちました。
良いレースもあれば悪いレースもあるのが競輪ですが、
4日間を通して見れば、白熱した好レースの方が多く、
今場所も総じて楽しめたことと思います。
GPのメンバーも少しずつ見えて来て、
終盤戦はますます熱い戦いが増えて来るはずで、また期待したいです。
4日間、お付き合いありがとうございました!