日曜日、松岡美術館へ行きました。ここは好きな美術館です。白金台を歩くのも好きです。今回は「モネ・ルノワールと印象派・新印象派展」を開催していました。
モネは、「サン=タドレスの断崖」(1867・慶應3年)、「ノルマンディの田舎道」(1868・明治元年)、「エトルタの波の印象」(1885・明治18年)の3点。
ルノワールは、「リュシアン・ドーデの肖像」(1879年・明治12年)、「ローヌの腕に飛び込むソーヌ」(1915年・大正4年)の2点。
「リュシアン・ドーデの肖像」は、ルノワール独特の赤色をバック女の子のように可愛らしいリュシアンの肖像。「風車小屋便り」の作家アルフォンス・ドーデの次男ということです。
そのほか、あまり名前を知らない人もいまいした。
その一人がアルマン・ギヨマン。
「パリの生まれ。叔父の経営する服飾店で働きながら、夜にスケッチのレッスンに通った。鉄道会社やパリ市の土木課に勤めながら、余暇に絵画制作をしていた。
1861年、スイス・アカデミーで勉強をはじめるが、そこで終生の友となるポール・セザンヌ、カミーユ・ピサロと出逢った。ギヨマンがまだ何の名声も得ていなかった頃、彼らの作品にギヨマンが与えた影響は意義深いものがある。」
興味を持ったのは、50歳の時に宝くじが当たり、資金に余裕が出来たギヨマンは本格的に画家として活動を始めたというところです。
そういう画家もいたのですね。
写真は、アルマン・ギヨマンの「アリエ河畔のサン=ジュリアン=シャーズ」。
大作はないですが、ゆっくり、鑑賞できて、充実の時間が持てました。