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カテゴリ:音楽
妻の実家に立寄り、書類の整理。
・年金手帳の返却関係、必要書類の確認 ・その他保険、年金関係書類の捜索?! ・郵便物、その他の分類 ・母の生前の通院、領収書の整理 ・不動産関係のその他書類の確認 ・遺言執行人選定についての勉強 ・香典整理方法、葬儀代請求の支払い方法の検討 ・金融機関凍結に備えた対策検討 (住居管理費等、不動産管理会社、その他) ・・・・ 母の戸籍(除籍)謄本が何通必要になるのか、また、だんだんわからなくなってきた。 なにやら、司法書士などに頼むと、五万円くらいで、必要な謄本取り寄せなどはすべてしてもらえるみたいであるのだが、やってみないことには本当かどうかは不明。 しかし、何カ所も区役所を渡り歩かねばならない手間ひまを考えると、優れた方法であるようにも思う。 さて、書類整理も一服しつつ、実家のピアノでショパンを弾いてみる。 幸いにも、ショパンアルバムがおいてあるので、その中から。 別れの曲、 革命エチュード、幻想即興曲、そして、楽譜にはないが、黒鍵エチュード さらに、バラード三番 大昔、妻と出会った時には、このピアノで、何を弾いたであろうか。 スケルツォ二番と、ラヴェル水の戯れあたりだったか。 あれから、20数年がたつ。 さらに、うろ覚えであるが、ドビュッシー「金色の魚」を弾く。 母の生前、こんなにもショパンを実家で弾く事はなかった。 初めてである。 しかし、もう、母はいない。 実家の畳の間に、母の白木の霊璽(れいじ)と骨壺はある。 五十日祭の忌明けをもって「祖霊舎」に霊璽を移して、先祖の霊と一緒に祀るのが習わしのようだ。 五十日祭までの忌中の間、お供えや拝礼はしばらく遠慮し、故人のお祀りに専念すべしとのことなので、ピアノで哀悼するのは、ちょっとまずかったかもしれない。 神道では一般には五十日祭をもって忌明けとするようである。 が、母は、音楽好きであったので、許してくれるだろう。 音楽で、実家の中の空気は、少々落ち着いたような気もする。 はしゃぎまわっていた妹夫婦の孫達も静かになり、落ち着いたような気がする。 音楽とはとかく不思議なものである。 -memo- 神葬祭(しんそうさい)とは神道(しんとう)の形式によって行われる葬儀のこと。 神葬祭では、人が死去(帰幽といいます)すると神社の神職が神道の形式にて執り行う。神道で行われる葬儀は仏式とは異なり、仏式は故人を極楽浄土に送るための葬儀だが、神葬祭は故人の御霊をその家にとどめて家の守護神となってもらうための儀式。 神葬祭では仏式のように焼香や線香を用いることはなく、これに当たるものが玉串奉奠(たまぐしほうてん)。玉串とは榊の枝に紙垂(しで)を付けたものをいう。 玉串を捧げたあとは二拝二拍手一拝(にはい にはくしゅ いっぱい)の作法でお参りする。但し、神葬祭や五十日祭までの拍手は、音を立てないようにそっと手を合わせる忍び手とする。 神道において死とは穢(けが)れであるため、神の鎮まる聖域である神社で葬儀を行なうことはほとんどなく、故人の自宅か、別の斎場で行なう。 しかし神道でいう「穢れ」とは、「不潔・不浄」だけを意味するものではありません。肉親の死による悲しみ、それによって、ハツラツとした生命力が減退している状態、それこそが「気枯れ」=「けがれ」であるといわれる。 神葬祭の流れ 1. 帰幽奉告 2. 枕直しの儀 3. 納棺の儀 4. 通夜祭および遷霊祭 5. 葬場祭 6. 火葬祭 7. 埋葬祭 8. 帰家祭および直会(なおらい) これによって葬儀に関する儀式はすべて終え、これより後は、霊祭(れいさい)として行なっていきます。 五十日祭までの忌中の間、お供えや拝礼はしばらく遠慮し、故人のお祀りに専念すべし。 神道では一般には五十日祭をもって忌明けとする。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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