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テーマ:今日のピアノ♪(714)
カテゴリ:音楽
カプースチンの祭典第二回
http://homepage1.nifty.com/iberia/column_concert20100504kapusai2.htm 行ってきましたよー。 ソロ最高!アンサンブルはさらに新しい魅力満載でこれまた最高でした!! 参加者の皆さん、そして企画元の不破さん、本当にお疲れ様です!次回も楽しみにしてます! -- 以下、感想等 ログ風にまとめてみました。 なお、ほとんどは、tyeestyle twitter の内容と同じですのであしからず。 -- まずは、本日の行動パターン。 午後から家族で外食ミーティング。 Wife/娘と有楽町へ。 東京国際フォーラム界隈は、ラ・フォル・ジュルネもこれありのためか、大にぎわい。通り抜けも大変なくらいに活況でありました。 国際フォーラムの斜め奥にある、三菱一号館美術館へ行くが、これまた、人でごったがえしている。長蛇の列。「マネとモダンパリ」は、40分待ち。仕方なくパスする。 (日時指定券があるらしく、こちらがお薦めかも。当日だったら、午前中早めに行かないときついと思われる?) 丸ビル一階Marucubeでのライブを少々堪能。8階だったかのショパン展を観るが、これまた、楽譜コーナーは、人だかり。 パスして、カプースチンの祭典第二回に一人向かう。 LFJ(ラ・フォル・ジュルネ オ ジャポン)で大にぎわいの、有楽町、丸の内を抜け、東京駅から丸ノ内線に乗り、本郷三丁目で下車。歩いて、アカデミアにちょっと立ち寄る。 アールワイルドによるラフマニノフのとある歌曲(vocaliseに非ず)のピアノ編曲版をゲット。 アカデミアを後にして、文京シビックホールに向かう。 シビックホール小ホールにはいる。受付にて、パンフレット・メニューをもらうと、不破さんがいる。 ほんの少しお話をして、ホール内に。左手後方に座る。 右横の方にはビデオカメラさんがいた。 ニコライ・カプースチン 作曲 ■第1部 ~ ピアノ・ソロの世界 ◯古典組曲Op.28から 小林 創 ちょっと固めでしたが、小林×カプースチンの世界はじまりはじまり。 小林さん、スクリャービンもカプースチンもなんでも弾けそうですけれど、本当によく練習されてます。 この組曲はあまり聞いていなかったので、生で聞けて、幸せでした。 ◯変奏曲Op.41 辻 陽介 この曲も、CDで聞くより、生で聞くのが絶対にお薦め。 数回、生で聞いていますが、本当によい曲ですね。 流石、辻さん、楽譜はありでしたが、きっちり、ジャジーなニュアンスを出されていました。良かったです。 ◯虹の果てOp.112 植松 洋史 ◯ファンタジアOp.115 植松 洋史 さて、植松ワールドのはじまりです。 虹の果てでリラックス、 ファンタジアは、改めて生で聞いてみて大変気に入りました。 その変化、その素晴らしさ、また好きになった一曲。 ◯ブルーボッサパラフレーズOp.123 小林 創 この曲とても複雑。ダーハムのメランコリックなあのフレーズをもとに、しかし、楽しげにパラフレーズ続きます。 小林さんの演奏で、この曲聞くのは二回目だったと思います。 素晴らしかったです。 ◯瞑想曲Op.47 西本 夏生 西本さんの演奏は、音色の多彩性に驚かされました。 上半身が結構動いていて、音一つ一つに魂をこめているような演奏。 目をとじても、深みのある音に包まれる感じで、癒されました。 ◯モーティブ・フォースOp.45 植松 洋史 ◯ユモレスクOp.75 植松 洋史 植松さんのモーティブフォースもすごい速さで、この曲私も弾いた事あるのですが、おそらく1.5倍速??でした。カプースチンより速かったのでは。 この曲は、大変短く繰り返しも多いのですが、速くひくのはとても難しい。少なくとも私にとっては。 そして、ユモレスク。超・超絶でした。うっ、すごいって感じです。 本日白眉の演奏の一つと思います。 植松さんて、いつも、速くてとても難しい曲になればなるほど、頼れる感じ。 拍手喝采でありました。 ◯24の前奏曲Op.53から第5番、第9番 不破 友芝 不破さん、マイクを持ち登場。企画サイドからのご挨拶。 カプースチンを弾いてみたい方、手をあげてというのもありました。何名か手をこわごわ?!あげていましたね。 そして、アマチュア向けと思いますが、カプースチンの演奏に入る時のアドバイスあり。 「大抵の人が、エチュードからはいって、その困難性に突き当たる。24の前奏曲の3番、5番あたりからはいると、優しいからいいですよ」と。 そして、不破さん弾き始めると、ゆったりとした、ゴージャスでジャジーな音に包まれ、ホールは全く異なる雰囲気に。 速いリズミックな曲もよいが、このようにゆっくりとした曲もカプースチンの魅力ですね。 私も3番のプレリュードは愛用しています。 ◯ピアノ・ソナタ第6番Op.62 西村 英士 西村さんの演奏って、たしか品川の集まりで聞いたっきりかな。 このソナタは、少々小規模ですが、大変おしゃれで、変化にも富んでいる。 私も譜面眺めたことあるのですが、やはり難しい曲であります。 西村さんは、楽々と、楽しんで弾かれている感じでした。ワンダフォー。 ~~ 休憩 ~~ 少々お茶休憩をする。 ブリズム社の楽譜などが並べられているが、ほとんど購入済みにつき、何もゲットせず。 休憩が終わり、第二部の始まる時、不破さんとあすかさんが出てきて、不破さんが、松本あすか版、インベンションからのプリモをやや早めに弾いた。 最初、バッハインベンションの一番ではじまったのでどうしたのだろうと思ったら、案の定、プリモであった。 (プリモの最初の楽譜は、たしか、インベンションの初めの部分はついていない楽譜だったが、「PIANO ESPRESSIVO」の楽譜では、インベンションの前半部分つきで、記載されている。) シークレットゲスト松本あすかさんの紹介と、彼女の曲集の紹介でありました。 本日、唯一、カプースチン以外の曲が流れたということになりますね。 カメラさん、前方左へ移動。観客席側も映していましたね。 ■第2部 ~ アンサンブルの世界 素晴らしい。アンサンブルは普段聞き慣れぬ曲達を生で聞けて最高。その良さをさらに味わうことができた。P コン2番第三楽章ロンドトッカータプレストとシンフォニエッタは、恐らく初めて聞いたと思う。 ◯トリオOp.86 (フルート、チェロ、ピアノのための) 【日本初演】綾部 かほる(fl) 立山 巌峰(vc) 不破 友芝(p) フルートとチェロとピアノのためのトリオOp.86は、ジャズというよりも、クラシック音楽として普通に聞けた。 生で聞くと、こんなにも美しかったかという部分が沢山あって、よかったです。 ◯エレジーOp.96 (チェロとピアノのための) 立山 巌峰(vc) 不破 友芝(p) これまた、普段あまり聞かない曲だったが、生で聞いて改めて良さがわかる曲。 ◯ピアノ協奏曲第2番Op.14 第3楽章「Rondo-Toccata. Presto」 (2台ピアノ編曲:植松 【日本初演】) 植松 洋史(1st) 小林 創(2nd) カプのピアノ協奏曲第二番は、聞き間違いでなければ、不破さんの話によると、カプの息子さん、物理学者らしいが、彼のサイトにて公開されているとのこと。 小林さんにオケ譜のピアノ譜化をお願いしたそうですが、植松さんがそれを二台ピアノ用として編曲。日本初演。本当に、頭がさがります。 小林さんのオケパートのリズミックな部分に始まり、 とても、勢いのある超絶技巧曲で最後まで、一気にかけぬけた感じです。 圧倒的、すごかったです。 ◯シンフォニエッタ(連弾)Op.49 西本 夏生(1st) シークレットゲスト松本あすか(2nd) シンフォニエッタは、不破さんも言われていたが、素晴らしいフレーズ満載で、楽しかった。トータル25分とか。 通して、素晴らしかったが、tyeesにとっては、特に、三楽章目、インターメッツォかな?がめちゃかっこよかったですね。 ◯「マンテカ」2台ピアノのためのパラフレーズOp.129 西本 夏生(1st) シークレットゲスト松本あすか(2nd) 最後が、マンテカとなった。前回、第一回では、たしか、松本あすかさんが1st、2ndが、村田ゆきさんだったと思うが、今回は、西本夏生さんが1stで、松本あすかさんが、2ndだった。のりのりであった。あすかさん、足が動く動く。。。 西本さんも渾身ののり?? ブラボーでした。 --気がついた事--。 観客が、やや落ち着いている。というか、クラシック系の人が多いのであろう。楽章途中で拍手する人、ソロパートっぽいところが終わった時点で拍手する人が皆無。私は、首ふりふり、足でリズムも刻み、のりのりで楽しんでいました。笑 一番、身体の動かし方まで含めて、のりのりであったのが、松本あすかさん。 次点が西本夏生さん。 次の判定は、ちょっと難しいが、チェロの立山さんかな。エレジーでベースっぽい弾き方の際に、のりのりの雰囲気が出ていた。 全般的には皆、音もリズムもジャジーになるが、やはりクールな演奏かな。 あまり身体を動かさない奏法。 会場もコンサートホールだし、やはりジャズクラブ内の雰囲気とは全く異なる。 音楽はジャズ風だが、やはりクラシックとしての、演奏会であったと思う。 植松さんは、すべて暗譜。前回もすべて暗譜だったが、彼の頭の中はどうなっているのだろう。信じられん。 ローゼンブラットで植松さんと共演した、加藤さんも来ていたらしい。PTNAのローゼンの解説は全部加藤さんだったような気がする。 -- すべて終了して、 あすかさんに第二集の楽譜の発売予定聞きたかったのだけれど?不破さんも含めて見当たらず、仕方なく会場をあとにすることに。 植松さんにはちょこっと挨拶できました。 アンケートを提出して、帰宅です。 -- 感激のあまり喉がかわいたので、ちょっと六本木のバーに立ち寄りました。(笑) モルツ、シーバスのハイボール、マッカラン18ロック、カリラ(25)(ソサイエティ)、シェリーと飲んで、ハイテンションで、コンサートの事を語り尽くして、タクシーに乗って帰宅。 いやー、美味しかった。 コンサートも良かった。 しかし、家帰り着くと、家人は、既に寝ていた。泣 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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