テーマ:吹奏楽(3400)
カテゴリ:吹奏楽♪ブラバンバン(^▽^)
昨日は第33回 船橋市立船橋高校吹奏楽部の定期演奏会でした。
娘が引退してから丸3年。 あっという間に、月日は巡り、真映たち赤ジャ引退の日でした。 信じられないくらい、日々は、残酷なほどに飛ぶように過ぎて行きます。 まずは、真映たち赤ジャ39人、3年間お疲れ様でした。 今年の演奏会もほんとにあたたかい空気の中で、たくさん感動させてもらいました。 あなたたちが受け継ぎ、伝えてきたものは、これからの後輩たちにもちゃんと繋がって行くと思います。 ありがとう! 毎年のことながら、いちばんの楽しみは吹劇。 今年のテーマは『生きる』 これは、私にとっても今年は何度もなんども考えさせられたことでしたので、どう表現されているのか楽しみでした。 人が唯一平等に与えられていること。 それはいつか死を迎えるということ。 生きて行くということは、大切な人を見送り続けること。 これらは、繰り返し私がこのブログでも語っていることです。 昨年9月、大好きだった義父が亡くなりました。 それから一年と三ヶ月。 繰り返し、一緒に過ごしたいろんな瞬間を思い出し、恋しくなっていました。 たった一年半でしたが、義父のところに週一度通っていた時間は、言葉では語りつくせない時間でした。 そんな時間が持てたことに感謝です。 今年の春。 実家の母に病気が見つかりました。 本人は病名を知り『死にたくない』と、泣き崩れたそうです。 人間は気持ちで生きられるし、命を落とすこともある。 それは、かつて私自身が経験したことです。 生きる気力が無くなれば、体は死に向かってしまうんです。 そんな経験がある私は、手術で治ると医者に言われたら絶対に治る。 そう確信できていたから、母の病気には心配しませんでしたが、生きられるのに生きる気力を無くしかけてた母に対して、『勿体無い』とまで思いました。 そして同時に、かつて義母が倒れ、一人暮らしを余儀なくされた義父が、病気のため四六時中酸素を吸入しなければいけない状態の中で、気丈に生きようと努力していた姿を思い出し、母に対して苛立ちさえ覚えました。 苛立ちというより、もどかしさでしょうか。 でも、今考えてみれば、そんなことを思ってしまった私自身は、とても傲慢でした。 医者が大丈夫と言っても、『絶対』はない。 何度も大きな手術を経験してきた母にとって、年老いてからの大病は、精神的にきついのも当たり前ですね。 春に母を元気付けるために、実家に二週間ほど帰ってきました。 そして、夏に手術を受けることになった時、一週間ほど付き添いました。 それは思い返せば、母を元気付けたり、付き添う以上に、私自身が日常を離れ、純粋に『子供』に戻れた時間でした。 幸い、無事に母の手術は成功し、順調に回復しています。 ある時から、母の中で『覚悟』ができたなと感じられました。 それは、自分に与えられた状況を『受け入れる』ということなのかなと、私には思えました。 話が逸れましたが、今年の吹劇を見て感じたのは、そこでした。 『生きる』『生き切る』ということをするためには、『受け入れる』ことが大切なのではないかと。 どんなにもがき苦しんでも、現実は変えられないし逃げられない。 救いになるのは、前に進むためには、生き切るためには、『受け入れる』より他ないのだと。 私は今年、初めて昼の部、夜の部、両方じっくりと見ることができました。 昼の部では感じ取りきれなかった事が、二回見る事で、じんわりと心の奥に染み込んできたようです。 高橋先生が、 『永訣』という場面で、主人公がお世話になった人たちに挨拶をして回るシーンがある、そこは何度見ても泣けてしまう。 と、昼の部で仰っていました。 永遠のお別れを告げることができるということは、死を受け入れた証でしょう。 吹劇はとても美しく終わっており、それは主人公が苦悩するシーンを、胸をえぐるような、心臓を穿つような暗さで表現されていたからこそ、際立つものだったと思いました。 受け入れた先には『春』がある。 『ひこうき雲』に続いて『春よこい』は、ズルいなぁと思いました。 会場のあちこちから鼻水をすする音が聞こえていました。 私は、実は昼の部では全く泣けませんでした。 死を宣告されるストーリーで、行く先は苦しみだけ。 そう思ったら、人は、なかなかそれでも生ききろうとは思えないよ。 痛みや苦しみは、受け入れてさえなお耐え難いものだよ。 リアルさに欠けるんでは? と、まるで反抗期の子供のような気持ちになってしまいました。 (先生ごめんなさい!) 短い時間で死を受け入れ、生き切ることを描くのは、やはり難しいよなぁ。 なんて思ってしまったのです。 が……… 夜の部、2度目に見た時、見え方が変わっていました。 これはなんのマジックでしょう? 昼間見えてなかった、もしくは無意識的に目を逸らしていた部分まで見えてきたからなのでしょうか。 『春よこい』の合唱で、つつーっと涙が溢れました。 私には生涯続けたいものがあります。 生きている間に幾つ生み出せるか、常にそんなことを思いながら作品作りと、伝えることをしています。 私も『生き切ろう』と、思いました。 そして、一年前の父の言葉を思い出したのです。 昨年末、私一人で帰省させてもらいました。 そのときの父との会話の中での言葉です。 『楽に死ねるとは思っていない』 78歳になる父のその言葉は、私にとっては最高にカッコ良かったです。 たくさんの人を見送り、自分自身、正に『生き切る』覚悟ができている人の言葉でしょう。 吹劇 ひこうき雲 〜生きる〜 素晴らしかったです。 生み出してくださった高橋先生。 作曲してくださった樽屋先生。 演出、振り付けをしてくださった三森先生。 そして、見事に表現しきってくれた真映たち101人。 本当に、ありがとうございました。 ものすごく長くなってしまいましたが、もう少し語らせてくださいね。 今年の定演は、他にも私の涙腺を崩壊させた演奏がありました。 東関東吹奏楽コンクールで金賞をいただけた、今年の春お亡くなりになられた真島先生の曲。 先生の優しい笑顔が思い出されて仕方なかったです。 溢れ出る涙をどうしても我慢することができませんでした。 他にもたくさん心震える演奏、そして楽しい楽しいニューサウンズ。 裏ダンのみんな、ガチダンス、すごく良かったよ〜\(^-^)/ でもね、ごめんね、やっぱりダンス隊は最高だったわ!! どうしても勝ち目ないわ〜(笑) 狼のダンスは、何度も何度も見たい! もっともっと見ていたい!と、思えるものでした。 三森渚先生の振り付け最高〜〜。 みんな素敵すぎる〜〜(*´∇`*) 昼の部の後、その三森渚先生とお話しできました。 『既にデトックスできたようなお顔ですね〜』 と、言われてしまいました。 ほんとに、先生もおっしゃる通り、市船吹奏楽部の定期演奏会は一年のデトックスが苦労なくできます。 これ断言できます! そしてもうひとつ今日一番言いたいのはですね、 高橋先生は、『吹劇を観ないと勿体無い。』 とおっしゃいますが、実際は 『吹劇は2度観ないと損をする!』 です。 是非、お一人でも多くの方に、三回公演のうち、2回はお越しいただければと願っております。 今から来年が楽しみです。 先生、産みの苦しみ、存分に味わってくださいね。 育て上げたときの喜びを思えば大丈夫ですよね? そして同じことを終演後思うのです。 高橋先生、本当にお疲れ様でした。 またこれからの一年、身を削りながら頑張ってください。 と。 他の先生方や部員を支えているみなさんも、本当にお疲れ様でした。 私はこれからも一年に一度、定期演奏会でしか再会できない人たちに会えるという楽しみを味わっていこうと思います。 会場から外に出ると迎えてくれるこのイルミネーション。 今年も綺麗でした。 一緒に楽しくパッチワークしませんか? 船橋市内でお教室を開いています! パッチワークスクールY*style まだまだ生徒さん募集中! レッスン内容はこちら スクールへのお問い合わせは メールフォーム ↑このメールマークをクリックしてくださいね ブログ村のランキングに参加しています 皆さんの応援ポチッ☆ が励みになっています 1日1回よろしくお願いします☆ 心をひとつに頑張ろう日本 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.01.03 23:40:13
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