フィリピンの、スモーキー・マウンテンで、ローマ・ホモ王と、暴力団の組長が、ホモっていた所、テロリストらしき男たちにラチされた。
しかし、男たちは、単なるホモの集団で、「ホモッす。」と、名のり、「差別は、いけないっス。」と、道徳をたれながら、ホモ王と、組長を強・姦したのである。
そして、今、ゴミの上で、乱交パーティーをやった男たちの前に、テレビ局のレポーターが現れ、取材を開始したのである。
「見て下さい。この、ゴミの山。 このゴミの山で、生まれた子供たちもいるんです。 この悲惨な現状を、ほおっておいて良いのでしょうか? 私は、もう、臭くて、臭くて、耐えられません。」
それを撮影するカメラマンが、カメラをまわす。
「今、ここの、住人が、出てまいりました。」
レポーターは、マイクを住人に向け、
「この、ゴミの山に、住んでおられるんですか?」
と、言った。
「ああ。 ここで、毎日、セックスをやっているんだ。」
レポーターは、カメラに向かって、
「見てください。 この、ゴミのヤマは、カトリック教の大資本家が、贅沢三昧の生活をした結果生まれたのです。 一方は、贅沢三昧の生活。 一方は、ゴミの上でしか、生活ができません。」
と、言った。
そして、住民を、チラッと見ると、再び、カメラに向かって、
「ここの住民たちは、以前、森に住んでいましたが、カトリック教の大統領や、悪徳政治家が、その森を破壊し、ゴミ捨て場にしたのです。」
と言い、だんだん、熱を帯びてきた。
「こんな事が有って、良いのでしょうか。以前は、豊かな森が、彼らに、食料を提供し、彼らも、きれいな水や、きれいな空気の中に住んでいました。」
レポーターは、再び、住民にマイクを向けた。
「この現状を、どう思いますか?」
「前より、良くなったよ。」
「と、申しますと? 政府から、援助が出たとか?」
「いや、ここが、森だった時は、こんな美味い物、落ちてなかったからな。」
と、言って、オレンジ色の、ゴミのスパゲッティーを掴み上げた。
「うわっ! 臭いですね。」
「これこそ、神の恵みじゃ。 わしらは、毎日、神に感謝しながら、これを、食べているんじゃ。」
「そうか。 あんたは、女神の、ダイアナか。」
「いや、私は、レポーターです。」
その時、突然、男は、狂人の様に飛び跳ね、喜びの雄たけびを上げながら、彼方を指差した。
「おおっ! あれは! あれ、あれ!」
レポーターもは、思わず、そちらの方角を見た。
「あの、お方は、ゼウスだ! やはり、そうだったんだ。 ここは、天国だ。 いや、オリンポスの山か。 あそこに、神の一団がいるぞ。 これは、奇跡だ。」
その指先の方角には、ゴミのピザが、黄色い点字ブロックの様に続き、その先に、不審な男たちが立っていた。
住民は、駆け寄って行き、
「この方が、ゼウスで、あなたが、アポロですね。 そして、その後ろで、覆面をしている方々が、その他の神々ですか。」
と、言った。
「いや、こいつは、単なる、ローマ・ホモ王で、おれは、暴力団だ。 そして、後ろの連中は、今、知り合いになったばかりの、変質者の集団に過ぎないぞ。」
「やはり、そうですか! それは、つまり、世を忍ぶ、仮の姿ですね。」
男は、そう言って、ゴミの上に、ひざまずいた。
そして、大声で叫んだ。
「やはり、ここは、天国だったんだ。 みんな、神が来られたぞ!」
すると、露天セックスをしていた、他の裸の男女も、集まりはじめた。
ホモ王達も、とまどったが、その時、背後から、共産ゲリラが発したと思われる、銃声が聞こえたので、再び、逃げ出したのである。
■存在の耐えられない軽さ
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