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2006.08.17
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カテゴリ:イベント
       火1

ユっぴー・コスモスです。

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例年8月16日、内山コスモス街道では、

百八灯(ひゃくわっと)

という行事が行われます。

お盆の送り火として行われる、
一般的には「どんど焼」、というと分かりやすいかもしれません。
木を川に高く三角に組み、藁などを掛け、
火を焚いて祖先の霊を彼岸へ送ります。

昔は各部落で行っていたそうですが、
現在では、苦水(にがみず)、相立(あいだて)、松井、の
三地区のみで行われています。

ユっぴーの住んでいる町上(まちかみ)地区では行われていないので、
今まで見たことがなかったのですが、
昨夜、相立まで見にいってきました。

ですが、家の用事の都合で少し遅れていったら、
もう火は下火になってしまっていました、あらら。


       夏の夜2


けれど、火が燃えている川の周囲にはたくさんの人が集まって、
火を眺めたりお喋りしたり子ども達の花火を眺めたりしながら、
夏の夜のひと時を過ごしていました。

続いて、松井地区にも行ってみましたが、
松井も相立同様、まだ燃えている火を見ながら、
川の周りに集まった人が、
お喋りしたり花火をしたり、静かな賑わい、といった感じでした。

ここで、
地元の歴史研究家、石井氏・岡村氏から寄せていただいた、
内山の百八灯についての一文を下に転載いたしますね。

いただいた一文によりますと、

昔、内山全域で行われていたこの百八灯の行事は、
内山渓谷全体のリレーかがり火ともいうべき、
壮大な行事

だったようです。

しかも、行事の主役は子どもたち・・。
すごいですね。

ぜひ、下の寄稿文、読んでみてください。


(お盆より前に寄せていただいた文章です。
  もっと早く、このブログに掲載すればよかった~、、  ~ つぶやき)



-----

    内山の送り火 百八灯


 内山の夏の風物詩「ヒャクワット」が、今年もお盆の16日に行なわれます。

 先祖(仏)が浄土から帰るに川を伝わって来るという信仰から、
先祖や精霊を水際(海や川辺)で行う盛大な送り火によって浄土へ送るという
川送りの行事が、中世鎌倉時代に生まれました。

この行事を百八灯(ヒャクハット)といい、精霊流しにつながります。

 百八灯は百八炬火(ヒャクハッタヒ)とも言い、仏教の百八煩悩に基いています。
かつては山や川・池・海辺などで多数の松明を焚き、
仏や精霊の迎え火や送り火をすることが、
関東・東海・甲信地方の各地で盛んに行われていました。

 佐久地方に残されている百八灯はといえば、
川上のどんどん火、南相木のまんどう火、望月の榊火祭り、
そして内山・中込・桜井のヒャクワット、五十貫のヒャクハット
などを挙げることができるでしょう。

 盆の送り火百八灯を、黒田・大月・苦水・相立ではヒャクワット、
松井ではドンドンヤキと呼んで、
今ではそれぞれが集落独自の行事として個々に行われています。

ところが、
明治時代までは横のつながりを持ったひと連なりの火焚き行事だったのです。

盆になると大月の子どもらは柳沢の峰にかがりを作り、
苦水から松井まで子どもらはそれぞれ川原に大かがりを作りました。

そして16日の晩、柳沢の峰から川下に向けてかがり飛脚のように順次点火する
という仕組みになっていたのです。

内山中の先祖と精霊は、
長大な渓谷にもうもうと立ちのぼる煙と燃え盛る炎に送られて、
内山川の水を伝わって浄土へと帰っていったことでしょう。

 いつの頃この行事が始ったのか定かではありませんが、
おそらくは鎌倉時代、荒船山の修験者たちが盆の宗教儀式の一つとして、
内山渓谷全域を舞台とした壮大な百八灯を設定したのでしょう。

戦前までその名残を留め行われ続けてきた内山の百八灯は、
その規模において、
全国の他に例を見ないほど壮大な火焚き行事であったのです。

 それにしてもヒャクワットとは、
何とも不思議な火祭りの名ではありませんか。

きっと大正中期の電灯普及にともなって、その明るさや発音の酷似するところから、
この行事を司る子どもたちに「百W(ワット)」と誤称されて
今に伝わったのでしょう。

 お盆が近づきました。
みなさん、歴史ある送り火百八灯に参加して、
浄土(あの世)に帰る先祖や精霊を見送ってみませんか。

-----


       火
        ヒャクワットの火・・








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最終更新日  2010.08.17 10:51:25
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