|
カテゴリ:ひとり言
風邪をひいて仕事の戦力外だったので、早上がりしてパスポートの更新手続きをしてきました。
今年の9月中旬で有効期限が切れ、9月末のスパルタスロン(Spartathlon)遠征に使えないので…。 タイミングが悪いですね。 実は、10年前、Spartathlonに参加するためにパスポートを申請したのでした。 本当は5年用のパスポートでいいと思っていましたが、前回のパスポートは本当に大活躍してくれました。 10年用のパスポートで良かったと思います。 10年の間に訪れた国は、経由地を含めて10ヶ国でした。 日本語しか話せないのに凄い数ですね。 '05年:ギリシャ(Spartathlon(アテネ-スパルタ))<フランス経由> '08年:韓国(IAU24HW(ソウル)) '09年:イタリア(IAU24HWC(ベルガモ)) '10年:フランス(IAU24HWC(ブリーブ)) '10年:ギリシャ(Spartathlon(アテネ-スパルタ))<イギリス経由> '12年:ポーランド(IAU24HWC(カトビッツェ))<フィンランド経由> '13年:台湾(屏東マラソン(屏東)) '14年:台湾(トランス台湾(台中-花蓮)) '14年:台湾(屏東マラソン(屏東)) '15年:香港(香港ウルトラマラソン(沙田)) 10年前に走ったSpartathlonは、不幸にも異常気象に当たり、とても過酷でした。 初日は、噂で聞いていたような乾燥した暑さではなく、日本並みの蒸し暑さ! しかも、夜から翌日の午前中まで、数十年ぶりの嵐に見舞われました。 暑さ対策は完璧だったので、夜までは体に余裕がありましたが、深夜から本降りの雨となり、明け方からは横殴りの雨。 長い間、雨具なしで風雨にさらされ、一番寒かった朝には低体温症になりました。 震えが止まらず喋りにくく、体が冷え固まって走れない…。 この先は、話すと長くなるので割愛します。 最終的には、ゴールの花道にたどり着いた時にタイムオーバー。 悔し涙が溢れ、ゴールのレオニダス象は、足しか見えなかったです。 ところが、当時のローカル・ルールにより公式完走者として扱われたのでした。 悔し涙が一転、嬉し涙が溢れてきました。 その時のゴール直後の写真を公開します。 泣いていていたのに、「写真を撮るから笑って!」と言われ、無理やり笑った顔です。 グチャグチャですね…。 しかし、帰国して時間が経てば経つほど、悔しさが膨張していきました。 もし、このまま死ぬことになったら、きっと後悔する…。 一生に一度の挑戦だったはずでしたが、撤回することにしました。 一緒に参加した日本の完走者よりも強くなり、オマケ完走者のレッテルを剥がす! 時間内完走で喜んでいたランナーから、志高いアスリートへ変身しました 我武者羅に走りました。 いつ、Spartathlonを走っても大丈夫なように、その練習の場として嫌いな24時間走に参加し続け、48時間走にも参加しました。 '06年 宮古島100kmダブル完走(遠足:9:35:00、ワイドー:11:05:55) あきるの24時間走ジャパンカップin東京学芸大学:206.6km 東京国際48時間走in東京学芸大学:350.8km そして、'07年の「神宮外苑24時間チャレンジ」で230kmを超え、幸運にも恵まれ「24時間走日本代表選手」に選ばれたのでした。 この事をきっかけに、ブログのタイトルも「のほほんランナー」から「夢追いランナー」へ変えました。 代表選手が「のほほん」ではダメでしょう? その後、24時間走にどっぷりハマってしまい、毎年のように海外遠征をすることになったのでした。 おかげで、婚期を逃しました~! Spartathlonのリベンジ戦は意外と早く訪れました。 '10年は、伝説の使者フィデピデスの生誕2500年記念大会でした。 リベンジするならこの年だ!と、無理やり仕事を休んで参加しました。 初参加の時の中盤以降に楽しめなかった分も大いに楽しみ、かつ、目安にしていた30時間以内にゴールすることができました。 もう、死んでも後悔はしない!と言えるくらい、充実したレースでした。 新しいパスポートで最初に訪れる国は、また、ギリシャになりそうです。 当初は行くつもりはなかったですが…。 50歳記念のイベントに相応しい事が他に思い浮かばず、行くことにしました。 長いようで短い10年間でした。 時代は変わり、世代交代があって当然です。 新しいパスポートに24時間走の遠征先のハンコが押されることはないでしょう。 私よりもはるかに強くて早いランナーが参加してくれるようになりましたから、今後は彼らに期待したいと思います。 次のSpartathlonはどんなドラマになるのでしょう? そして、その次は何? 自分でも楽しみです お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年02月14日 01時53分15秒
コメント(0) | コメントを書く |