マンション値崩れ再び?
チャートを見ていると、強い又は弱い業種と言うものがあります。最近弱いなぁって思うチャートの中に、不動産流動化に関わる関連銘柄や、マンデベが入ってきます。マンションを売っている会社が、最近本当に弱いんですよね。ジョイントなんかどうすか?今売っていますが(笑)今まで理由は考えていませんでしたが、先日のニュースを見て、少し理由が判ったような気がしています。一部引用すると、>不動産研がまとめた昨年の首都圏マンション市場動向によると、1戸あたりの平均価格は4644万円で、前年比10・6%増と5年連続の上昇となった。その一方、発売月に物件が売れた割合を示す契約率は69・7%となり、好調の目安とされる70%を16年ぶりに下回った。今年に入っても月間契約率は50~60%に低迷している。需要曲線を元に考えると、当然不動産価格が上がれば、需要は下がる事になります。消費者の所得が増えない現状では、物件価格が上がると、当然に今まで買えていた所得層が買えなくなりますから、当たり前の動向かと思います。また、公示地価が上がったと言っていますが、どう考えてもリート市場の加熱に伴う、不動産バブルの副産物でしょう。プチバブルと言うレベルだと思いますが、それが反落局面に入ったと思います。Jリート、高いですよ。私はレバかけて、利回り3%の不動産投資なんて考えられないんですが、それくらいの価格までリート買われていましたからね。くわばらくわばら。こんな割高な所に投資で資金を入れてはいけません。さて、09年3月期の販売用不動産は、多くがここ2年程度の間に仕込まれたものだと思います。結構高値で仕入れているでしょうから、販価が下がれば利益は厳しいでしょう。それで、販売不振も加われば・・・・・ん~、下手すれば破綻する所も出てくるかもですね。基本、この業界は常に会社規模に比して大規模な投資を続けていますから、逆資産効果がハッキリ出ると、大赤字を出すところが出てきてもおかしくないです。株価はそれを折り込んで動いているんでしょう。逝っているチャートが多い。しかし、逝きすぎの様な気もする。投資家としての自分は、「買え買え」と言う。しかし、株価は常に行きすぎる。これを私は知っているので、逝っているチャートを売ります。(笑)以前とは、ここが違うかな。