海と真珠

母の日の翌朝。
私のPCデスクの上にこんな袋が置いてあった。





開けると





娘からの母の日のプレゼントらしい。
起きてきた娘に「ありがとう」とお礼を言うと、「ふん」と
そっぽを向かれる。これも毎年の儀式のようなもの。

仕事が忙しい中一生懸命時間を作って買いに行ってくれたという、
その気持ちだけで嬉しい。
娘は私にたまに「お母さんはチョロすぎて心配になる」と言う。
え～、そうかしら？

でも、自分でもわかっている。夫には敵わないが、私も娘には激甘なのだ。
ただ、両親揃ってそうだと娘の人間性に問題が出るかなと思って。
憎まれ役を買って出る事も必要なのだ。

職場の人や友人に恵まれて、幸せそうな娘を見ているとほっとする。
親の私達は、恐らく娘よりも早くこの世からいなくなる。
良き伴侶と歩むもよし、1人で逞しく生きていくもよし。
自分で人生を切り拓いていけますように。
もう娘に願う事は、それくらいかも。


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