Unfolding

　最近、マ・サガプリヤのマスターズタッチを読んでいる。
サガプリヤはセラピスト＆ボディーワーカーで、サイキックマッサージとスターサファイヤという2つのテクニックを編み出した人物だ。

サガプリヤはカリフォルニアのエサレン研究所で学んだ後、インドにあるOSHO（旧バグワン・シュリ・ラジニーシ）のアシュラムで自分のワークの更なる新しい方向性を見出した。

マスターズ・タッチには、そんな彼女ならではの洞察に満ちた言葉があふれている。

たとえば、p.9には、サガプリヤのインド滞在中の内側の体験について書かれている。

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その日の私は、それほど美しくないインドのアパートの居間で、窓の外を眺めながら、何もしないで座っていました。そうしているうちに、驚くべきことが起こっているのに気づきました。自分が生の内側へと入り、そこから外を見ているように感じたのです。あなたには、それほど驚くべきことには思えないかもしれません。ですが、そのときの私は、私自身のそれまでの体験との対照的な違いにはっとしたのです。それまでの私は、ずっと自分の外側にいて、その立場から、自分の内側を見ていたのですから。

　それまでの私は、世界や人々に物欲しげな目を向けながら、あれこれのものを自分の内側に取り込みたいと願っていました。ですが、世界とは本質的には手の届かないところにあるもの、自分の手には入らないものだとわかりました。

　私は突然、「内に在ること」がもたらす驚くべき違いに気づきました。私自身のものである、目に見えないガラスのシャボン玉に入ったかのようです。ガラスのかなたに、部屋が、木々が、街があります。「外に出て、なにかを内にもたらさなければ」という気持ちは、まったく失せました。「街に出れば、あるいは森に行けば、私が内に欠いているなにものかが見つかる」という気持ちは、まったく失せました。

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何もしないで座っているうちに、自ずからこういう体験が起こったという点が、興味深いです。
他にもいろいろ不思議なことが盛り沢山ですが、それはまた今度。

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