明日4月5日はマネックス証券の25歳の誕生日です。バースデーイヴの今日はグループのみんなでお花見パーティーをします。
25年のお祝いも兼ねて、いつものお花見よりもちょっと贅沢なパーティーを企画してくれています!朝からとても楽しみです。
マネックス証券が設立された1999年当時、私はとても不真面目な学生ではありましたが、一応、「金融論」のゼミに所属していました。
「金融ビッグバン」の話などをしていたように思います。日本の金融は変わるのか?!に興味を抱いていたような記憶もあります。
そして私は、ゼミの先輩についていくように銀行に就職しました。その後、思うところがあり、転職することになります。
失われた30年とよく言われますが、その失われていった間に「オンライン証券」は生まれ、今では一つの業界と認識されるほどに成長しました。
「失われた30年」が終焉し、好循環に切り替わろうとしている今、オンライン証券が果たせる役割はまだまだ大きく、さらなる成長が期待されます。
より生産性を上げて、長期的で持続的な成長を遂げていきたいと思います。
日本全体を見てみても、本当はもっと成長できるように思います。もっと生産性を上げられるように思います。
最近、様々なところで登壇・講演させていただいており、しばしば話すのですが、生産性を阻害する2大要因は、「年功序列」と「根回し文化」だと思っています。
今こそ評価制度を見直し、権限と責任を整理し直して、成果を上げる人・リーダーシップがある人が相応の権限を有し、その権限を有する人は自分の権限をきちんと使って即断即決を心がける。
誰もが満足する資料をきれいに作ることに時間を使うのではなく、決めるべきことを決め、即実行に移すことをこまめに繰り返す。こういったことで日本の生産性は格段にあがるように思います。
そんなことを思いながら、明日からの新たな四半世紀を迎えたいと思います。新しい時代の1年目。「とりあえずやってみる」の精神で、「シン・マネックス」を創造していきます。
|
(根回しの中には、忖度が潜んでいます。
某官僚が時の首相に忖度した事件で、忖度したことで悩んだAさんがまじめに悩み、その結果自殺しました。この官僚はのちに国税庁長官になりました。忖度された首相の意向が露骨に働きました。
先日、テレビ東京がパナソニックの楠見社長にインタビューしました。日本の失われた30年という言葉が巷を賑わしていますが、それとそっくりなのがパナソニックです。
週刊誌でそれを指摘されました。同じく地獄を見ながら、見事に復活した、元お友達であったソニーや日立が復活しているのに対し、パナソニックだけが30年前から変わっていないのは何故かという質問に、
楠見社長が答えました「忖度するからです」
パナソニックは自動車用電池でトヨタと合弁し、トヨタに学ぶべきところがあったと語っています。
トヨタでは、下からの提案をよく聞くのだそうです。一方、パナソニックは上からこうしろというばかりでした。
プラズマテレビ大型投資の件では、さすがに「無理だ」という意見が出ましたが、無視されました。黙っているのが無難だということになります。そして、6千億円を使いながら、撤退しました。
そういう風土を変えると、楠見社長は意気込みました。果たしてうまく行くのでしょうか?)