|
カテゴリ:自分探し?
カンヌ?で賞を取った作品がBSでやっていて、つい見てました。『誰も知らない』…。ショックでした。多分最近見たものの中で一番。『ダビンチコード』はあまり見たくないな~と思っていた自分の気持ちがわかりました!それは、あまりにも自分と関係がないから。
『誰も知らない』は、ひょっとして自分?と思った。いろんな人がいて、いろんな人のおかげで今の自分があるにもかかわらず、現代のこの国はあまりに分業が進んでしまい、自分らしさや、本当に自分独りでも生きていけそうな錯覚に『ふっと』襲われる。 この作品は、現代社会を引き算した生き方をモデルにとってもナチュラルに表現されていると思った。それは、何も特別な事ではなく、ごく日常で行なわれる可能性のある自らの生活の危うさを、けして他人ごとでないと思わせる。 今日も夜、繁華街にあるこのビルの回りを会社帰りの男女がにぎやかに憂さを晴らす声が聞こえる。この作品の子供たちと正反対であり、同義であると思える自らはり視点が『クルッテイル』のであろう。 ただ、ご近所の子供が、以前書いたように、表現力なく『消火器を他人の住居で撒く姿』は、作品の彼らのように強くない子供の素直な叫びなのでしょう。 『誰も知らない』…は、けしてドラマの世界でない事だと思います。回りを自らも含め点検したいものです。何ができるわけでもないですが…。 作品は、さすが賞を取るだけの物がございます。おすすめです! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.05.26 20:32:47
コメント(0) | コメントを書く
[自分探し?] カテゴリの最新記事
|