|
カテゴリ:通信大学の出来事
明治の近代戦争のことを『日清戦争を中心』に描いている物語でした。ここまでで心に残るところは、本を読んでいる限り(やはり著者の主観が大きいとは思いますが)明治の軍人は志の高い面が多々感じられた。また、身分を関係なく上に立て、文学を目指す人が金銭的な理由により職業軍人になっていくところも興味深い。 尚、太平洋戦争もふくめ『陸軍』の視野的なものの狭さを感じた。歴史ものであることも要因でしょうが、敵味方双方の動きを描写している点はよりリアルに受ける。ただ、戦争とは何ぞやと事実を踏まえると、このものがたりの進行も気になりはするが、怖くなる。 常に感じることは、我々は『平時』に生きる物として、上記のような時代に戻り繰り返すことのない様努めねばならず、が故いかに『生活と人生』を共存せ締めるかに奔走せざるを得ないことが心惜しく感じる。いま『生きるが為に働くことが』【平時】を破ることに加担しているとすれば、いかに動くかは悩ましいところでしょう。 司馬さんにしろ、山本七平さんにしろ、もう少し長くこの世に見えればヒントももう少し多かったのか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.02.12 13:39:26
コメント(0) | コメントを書く
[通信大学の出来事] カテゴリの最新記事
|