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運命館~階~ (Kizahashi)

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2005.07.02
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カテゴリ:峰絵佳物語
この猿達との出会いから、霊界との距離がぐ~んと縮まった。

私の自宅に霊のパワーが
日増しに強くなって行くのを感じながらも
知らないふりをして、静観していた。

ラップ現象、灰皿やコップがゴトゴト揺れる、
テレビがついたり、消えたりしたり、
何人かが部屋の中を走る音がしたり、
それはまるで、ポルターガイストの世界だった。

髪を後ろから引っ張られたり、
包丁を持つ手が、自分の指を切ろうとしたり・・・

霊的作用の強さでは、相当なパワーだったと思う。

時には、甲冑を着た武士が玄関から入って来て
私の顔を覗き込んだりした。

目だけが黄色く光るその武士は、
とっても怖かった・・・。(>_<)

でも、怖いと思った瞬間、
「人の家に勝手に入って来て、挨拶もなしか~~!!」と
マジ切れしていた・・・。(ーー;)

そんなお化け達との生活は、
うるさくて仕方なかった・・・。

こんな状態じゃ~、家に帰ってもゆっくり休めない・・(>_<)

我慢出来なくなった私は
祈祷の先生に相談した。


そこで、先生は「もうそろそろいいだろう・・」と言って
“土地や家の供養をするために祈祷法”を教えてくれた。

それは、その土地や家にいる地縛霊や浮遊霊を
一度にまとめて供養する方法だった。

私は教えられた祈祷を、実際にやってもいいか
どうかの許可をもらうのを忘れたまま、
自宅に飛んで帰り、早速試してみた・・・。


祈祷を始めてすぐ、
とんでもないことが起こった・・。


部屋の床から黒い手がたくさん出て来た。

その後、真っ黒な人影が何人も這い上がって来るのが見えた。

当然それらは全て霊体である・・。

そして、あれよあれよという間に、
猿や犬、豚や牛といった動物霊までもが集まって来た。

霊達は、私の方を見るなり一斉に飛びかかって来た。


私は、後ろに倒れ、
そのまま意識を失ってしまった・・・。

しばらくして、目を覚ました。

そして、すぐに先生に連絡をした。


電話口で先生は
「誰が勝手に祈祷してもいいと言った~!!このバカ者!!
 ヘタすると命を取られることになるんだぞ!!
 自分の力を過信するのもいい加減にしろ!!」と、怒鳴った。


「運良く助かったからいいものの、この祈祷で人が死ぬことだってあるんだ。
 霊に負けて発狂して、一生を台無しにする行者もいるんだぞ!!」

私は、真っ青になった・・・。

とんでもないことをしてしまった・・・。

(どうしよう・・・。)

受話器を持つ手が怖さで震える・・。

そんなオロオロした私の背後から、
霊は容赦なく襲いかかってきた。


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このお話は『5月9日』から連載しています。
申し訳ありませんが、初めて読まれた方は5月9日からご覧下さい。

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Last updated  2005.07.02 11:11:15



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