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2008.03.06
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カテゴリ:女を磨こう
この前、お風呂でボーっと取りとめも無く考え事をしていたら、小学校3~4年くらいの頃を思い出しました。

たわいもないことなんですが、近くの河原へお弁当を持っていって母子三人で食べて、しばらく散歩してシロツメクサで花冠を作ったり、ピーピー豆(といわれていた)で草笛みたいなのを作ったりして帰ってくる、というもの。

たったそれだけのことがすごく楽しかったなぁということも思い出しました。

私は母親に疎まれているだけではなく、愛されていたというのをその時間だけは感じることが出来た。

ちょうどその頃は父親が単身赴任で中国に行っていた頃でした。

そう言えばその時期を省みると色々あったけど、余り母親との確執は無かったような気がします。
また再びガタガタし始めるのは父親の中国単身赴任が終わってから、だな。

父親が母の友人関係の交流や行き来を余り許しておらず、そのあたりの鬱屈も私の方に飛来していたのかも。

それはさておき。

そうやって幸せな記憶もあるのに、何故あんなに傷ついた記憶とその傷だけクローズアップして見ているんでしょうね。

人は欠けているモノ、マイナスイメージのものに注意を向けやすい、と何かの本に書いてありました。
でもそれだけではないのかもしれません。

実際に幸せな時間の記憶というのは実は余り思い出せないのです。
楽しい幸せな時間と一緒に常に感情で怒られていた(叱られていた訳ではない)記憶と、ただ怒られていた記憶とあるので、どうしてもマイナスの回線の方が発達してしまった面もあるのかもしれません。

だからと言ってただ怒られていただけなら余り記憶に残らないけれど、常に存在否定があったから余計にインパクトが強かったのかもしれません。

常に自分の存在を揺らがせる(否定される)ことに目を向けさせられていた。

でも同時にウチの母にとっては「否定の言葉を浴びせる」という方法でしか愛情表現が出来なかっただけなのかもしれない。

私はその否定された傷だけが私にとっての母親からの愛情の証と絆というのを感じ取って後生大事にしているだけなのかもしれない。

傷は傷でしかない。

何時までもそれを後生大事に、また売り物にして傷を治さず血を流したままに生きていくのは辞める時期に来ているはず。

傷は癒して直して受け入れて更にしたたかに生きていかなくてはね。

そんなことを感じました。






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Last updated  2008.03.06 23:02:01
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