「真夜中にすみません」男の子から
とっても不思議な話をします。 私がいつも飲んでいる田野畑山地酪農牛乳には毎週の配達にお便りが付いて来ます。吉塚さんの長男公太郎くんの話が書いてありました。 酪農の山地酪農牛乳は高い山の上ですから津波に襲われることは無かった。しかし、田野畑の被害は大変なものです。公太郎くんたち兄弟も毎日ガレキの撤去からご遺体の安置まで寝る間も惜しんで働いていました。 疲れきった日々のある夜公太郎くんは夢を見たそうです。それは普段の夢とは異なるものとすぐわかったそうです。 男の子からケータイに電話がきました。「遅い時間にすみません。ボクは津波で死にました。行方不明です。ボクを探してください。ボクは陸前高田の○○○○○という建物と○○○○○という建物の間の土の中にいます。ボクを見つけて下さい。おねがいします」という男の子の声が聞こえたそうです。 私はそのお便りをmisaoさんに見せました。そしたら今朝、友人で、三陸に灯りを灯す運動をしてるmisaoさんからメールあり「高田にいます。あの男の子が気になっています。」田野畑の吉塚公太郎くんに繋げました。misaoさんは今、灯りを灯すため3つの小学校にいます。もしかしたらその男の子に繋がるかもしれません。 もし繋がらないとしても男の子を想う気持ちが繋がれば冥福を想う気持ちが繋がればきっとそれでいいのではないでしょうか。